5時間以下の睡眠不足は飲酒運転に匹敵するほど危険 米国自動車協会の調査で判明
米国自動車協会(AAA)の新たな調査によると、わずか数時間の睡眠不足でも、命を落とすような交通事故を招くリスクが大幅に上がることが分かったという。遅くまで起きていればいるほど、運転での危険が増すのだ。例えば、ほんの3時間、睡眠時間を削ってしまうと事故リスクは4倍に上がってしまう。

居眠り運転は深刻な問題だ。身体が疲労した状態というのは、米国で交通事故を誘発する5大要素の1つとなっている。米国疾病対策センター(CDC)によると、不注意運転と同等の危険性があるという。CDCの記録では、大人の35%は推奨されている一晩7時間の睡眠よりも短い時間しか寝ていないようだ。

「睡眠時間を削ると、安全に運転することはできない」とAAA交通安全財団代表のデヴィッド・ヤン博士は述べている。「我々の新たな調査では、5時間以下の睡眠で運転することは飲酒運転の危険性に匹敵する」という。飲酒運転は交通事故死亡者の3分の1に該当する。

良い調査結果は、AAAが調査した大半のドライバーが居眠り運転を受け入れられない行為だと自覚しているということだ。実際、97%のドライバーは眠気が運転中の危険因子だと述べている。一方で、運転中の最も危険な状態に近い居眠り運転を、多くのドライバーがしてしまったことがあるようだ。3人に1人が、過去1ヶ月の間に少なくとも1度は居眠り運転をしたと認めている。

まぶたが重いと感じてきたり、不意に運転している記憶が途切れたりした場合、おそらく身体はかなり疲れてきているので、運転を控えるべきだろう。しかし、身体が疲れ切った状態だと自覚するのは難しく、気付いたときには取り返しのつかない状況に陥っているかもしれない。AAAは、ドライバーが100マイル(約161km)毎に休憩を取ることを推奨し、また、普段の就寝時間には運転することを控えるように提案している。満腹になるまでの食事や薬の服用は眠気を誘いやすいため、運転はやめた方がいいとも述べている。帰省の際など長距離を運転する場合は、運転を交代できる家族や友人と一緒に出かけるようにしてほしい。もし運転中に疲れを感じたら、別の交通手段で帰路につくか、停車して仮眠をとるのが最善だ。


By Erin Marquis
翻訳:日本映像翻訳アカデミー