テスラ、フリーモント工場の面積をほぼ2倍、従業員数を1.5倍に拡大することを計画中
米国カリフォルニア州に拠点を置く電気自動車メーカー、テスラモーターズはサンフランシスコから南東約60kmのフリーモントに工場を構えている。もし、テスラが自身の道を貫くならば、フリーモントの経済で影響を受ける人々は1979年のようにパーティーを開きたくなるかもしれない。1979年というのは、ゼネラルモーターズ(GM)のフリーモント工場で雇用者数が最大だった時期だ。サンノゼの『The Mercury News』紙のテクノロジー系ブログ『Silicon Beat』によると、テスラはGMのその雇用者数を間もなく追い抜く可能性があるという。

テスラは現在、従来より手頃な価格の「モデル3」の発売に向けて、生産能力を拡大している。そのため、同社はフリーモント市に対し、工場の面積を現在のほぼ2倍となる約1,000万平方フィート(約93万平方メートル)に広げる申請を出しているという。さらに重要なのは、現在フリーモント工場で約6,200人の従業員を抱えるテスラが、約9,300人にまで人員を増加しようと検討していることだ。これは、かつてのGMとトヨタによる合併会社ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング(NUMMI)が2010年に工場を閉鎖した時の従業員数4,700人のほぼ2倍の数字であり、GMが1979年のピーク時に雇用していた6,800人と比べても40%近い増加となる。NUMMI時代には、同工場でシボレーの「ノバ」や「プリズム」、トヨタの「カローラ」や「タコマ」が生産されていた。テスラは工場を拡張する時期については明らかにしていない。

このようなテスラの事業拡大は、北カリフォルニアのイーストベイ地域にある工業地帯のさらなる推進力となるだろう。過去6年間で同地域における製造業の雇用は13%も増加し、現在では約8万7,000人が働いている。さらにテスラは、ネバタ州リノ近郊で巨大バッテリー工場「ギガファクトリー」も建設しており、年間生産台数を2018年までに50万台に拡大したい考えだ。同社が今年4月にプロトタイプを公開したモデル3は、2017年末から納車が始まる予定で、すでに予約が殺到している。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー