【ビデオ】ポルシェがル・マンから撤退するアウディに向けて粋なビデオを制作
何て粋な計らいだろう。今から2年半ほど前、アウディがル・マン24時間に復帰するライバルのポルシェを祝福するために、ビデオを制作したことを覚えている方もいるだろう。アウディのレースカーがポルシェの古いトラクターを追い越し、ポルシェ本社前に向かい、タイヤ・マークでメッセージを描くビデオだ。そのお返しに今度はポルシェが、18年にわたり成功を収めたル・マンから撤退するアウディのためにちょっと感動的なビデオを制作したのだ。

映像はまず、2014年にアウディが公開したビデオの一部から始まる。インゴルシュタットからツッフェンハウゼンへ向かう「R18 e-tron quattro」が、途中で農夫が運転するポルシェのディーゼル・トラクターを追い越し、最後に路上にはっきりとメッセージを(なぜか英語で)残す。そして今年の10月、アウディがFIA世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退するというニュースをトラクターの農夫が耳にする。ジョー・コッカーの『Up Where We Belong』が流れ出し(冗談ではない)、彼はある行動に出る。エンディングは、是非ビデオをご覧頂きい(トラクターのナンバープレートにも注目)。

ディーゼル車の排出ガス不正問題の影響もあり、アウディがル・マンから撤退して代わりにフォーミュラEへ重点的に取り組むことになった話はいまだに物議を醸しているが、フォルクスワーゲン・グループの両ブランドが少なくともマーケティング部に関する限り、お互い好意的であるということが分かったのは朗報と言える。しかし、ポルシェとアウディがライバル同士であることに変わりはなく、小型スポーツカーや高性能SUVなどの市場で競合するモデルも今や少なくない。




By David Gluckman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー