メルセデス・ベンツ、新型「Eクラス クーペ」を発表!
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メルセデス・ベンツは、「Eクラス」セダンを公開してから間もなく1年が経つ今、そのクーペ・バージョンを発表した。より落ち着いた4ドア・モデルとプラットフォームを共有する結果、新型「Eクラス クーペ」は全長、全幅、全高のいずれも先代モデルを上回っている。特に全長とホイールベースはそれぞれ123mmと113mmと、大幅に延長された。

Mercedes-Benz E-Klasse Coupé; 2016; Exterieur: designo hyazinthrot metallic, AVANTGARDE ;

Mercedes-Benz E-Class Coupé; 2016; exterior: designo hyacinth red metallic, AVANTGARDE;

その大型化したシャシーを包み込む、ソフトで有機的になったボディのスタイリングは、より大きな「Sクラス」とより小さな「Cクラス」のクーペからヒントを得ている。これは決して文句ではなく、非常に魅力的な両クラスのデザイン・エッセンスが、ミッドサイズの「Eクラス」にうまく変換されているという意味だ 。そして、1つ変わっていないのは、Bピラーがない点である。真のハードトップ・デザインは最近では少なく、Sクラス クーペが発売されるまで、メルセデスのラインアップにおけるハードトップのクーペ・モデルはEクラスのみだった。オプションのスポーツパッケージを購入すれば、よりアグレッシブなバンパー、サイドスカート、ホイールを装着してルックスを向上させることもできる。

Mercedes-Benz E-Klasse Coupé; 2016; Interieur: Leder macchiatobeige / espressobraun; Zierteile designo Holz Magnolie flowing lines braun ;

Mercedes-Benz E-Class Coupé; 2016; interior: Leather macchiato beige / espresso brown (205), designo brown flowing lines magnolia wood trim parts;

ボディの大型化はクルマの内部、とりわけ後部座席に恩恵をもたらした。メルセデスによれば、先代よりヘッドルーム、レッグルーム、ショルダールームに余裕が増しているという。空間が広がったことはさておき、クーペはセダンとほぼ同じダッシュボードを採用しているのだが、それも悪いことではないと再び念を押しておこう。大きく異なるのはエアベントで、メルセデスの説明によるとジェットタービンから着想を得たという。インテリアの装備もセダンと同様となっており、12.3インチのインフォテインメント・ディスプレイが標準装備だが、このインフォテインメントと統合できる12.3インチのインストゥルメント・ディスプレイもオプションで装着できる。 インフォテインメントに関しては、このクーペはApple CarPlayやAndroid Autoに対応しており、メルセデス独自の「Mbrace」と呼ばれるテレマティックス・サービスも使用可能だ。

Eクラスクーペには半自動運転機能「ドライブ・パイロット」をはじめ、他にも多彩な先進機能が用意されている。「ディスタンス・パイロット・ディストロニック」は、210km/hもの速度まで、前走車との最適な距離が保てるという。制限速度のないことで有名なドイツのアウトバーンでなら役立つ機能だが、アメリカや日本ではそこまでの機能が必要になることはないだろう。また、このクーペには「マジック・ビジョン・コントロール」という機能が搭載されている。これは通常のウォッシャー液噴出孔をなくし、ウォッシャー液がワイパーのブレード自体から噴出されることで、液が視界を遮ることなくクリアな視界が確保できるというものだ。

セダンよりエンジンのラインアップは限られており、欧州では最高出力194psの1,995cc直列4気筒ディーゼルを搭載する「E 220 d」、184psの1,991cc直列4気筒ガソリン・エンジンを積む「E 200」、同じ1,991ccの排気量ながら245psを発生する「E 300」、そして333psを発揮する2,996ccのV型6気筒と全輪駆動システムを備えた「E 400 4MATIC」がまずは発売される予定だ。トランスミッションは全車9速オートマチック「9G-TRONIC」が組み合わされる。

実車は来年1月の北米国際オートショーで一般公開され、夏にはディーラーに並ぶという。今後の派生モデルについてはまだ言及されていないが、おそらく開閉式ルーフを持つコンバーチブルやメルセデスAMG仕様が加わるだろう。高性能なAMGモデルは、マイルドにチューンされたV6を搭載する「E 43」と、「メルセデスAMG GT」の4.0リッターV8ツインターボを詰め込んだ「E 63」が登場するのではないかと思われる。