ルーシッド・モーターズ、最高出力1,000馬力の新型高級電気自動車「エア」を初公開
ルーシッド・モーターズが、ついに同社初の市販モデルとなる新型高級電気自動車「エア(Air)」を公開した。価格は10万ドル(約1,080万円)を超える見込みで、同じ電気自動車のテスラ「モデルS」のみならず、BMW「7シリーズ」メルセデス・ベンツ「Sクラス」など従来の内燃エンジンを搭載する高級セダンもライバルとなる。2018年にアリゾナ州カサグランデの工場で生産が開始される予定だ。

12月14日(現地時間)に行われた発表イベントでは、このラグジュアリーカーの外観だけでなく、業界最大級のバッテリーパックも公開された。オプションで用意されるバッテリーの最大容量は130kWh(標準は100kWh)と、最新のモデルSの100kWhを上回る。ルーシッド・モーターズとバッテリーパックを共同開発した電池メーカーのサムスンSDIによれば、このクルマの航続距離は400マイル(約643km)を達成しているという。



ルーシッド・モーターズによれば、Airはドライバーが求めるラグジュアリーカー、スポーツカー、コミューターとしてのニーズを全て完全に満たすという。パワートレインは前後にサスペンションと統合された2基のモーター、そしてリアにはトランスミッションも組み込まれ、最高出力は合計1,000馬力、0-100km/hまで2.5秒で加速するという。同社の最高技術責任者(CTO)を務めるピーター・ローリンソン氏によれば、このようにクルマの端にすべてを詰め込むことで、広い居住空間を確保することが可能になったという。



Airには自動運転も可能にする短距離用および長距離用レーダー、カメラ、LiDARセンサーなどが搭載されているという。発売までにある程度の自動運転が実現する見込みだが、多くの機能は後から無線アップデートで使用可能になるようだ。

もちろん、最新技術はこれだけに留まらない。他の多くのラグジュアリーカーと同様、ボイス・コントロールを採用した専用のコンパニオン・アプリが用意され、車内でAmazon EchoやSiriのように「安全で手間をかけずに」声で操作できるという。

前述の通り、価格もラグジュアリーカーに見合った高額になりそうだ。ルーシッド・モーターズによると、十分なオプションを装備したモデルは10万ドル以上になるとのことだが、将来的には6万5,000ドル(約770万円)の廉価モデルも提供される予定だ。

注:この記事は、米国版『Engadget』に掲載されたRoberto Baldwin記者の記事を転載したもの。


By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー