【噂】ポルシェ、ゲーム大手エレクトロニック・アーツ社との独占契約を終了か
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バーチャル・レーサーの皆さんが歓迎しそうな噂がある。ドイツのウェブサイト『Speedmaniacs』によると、ポルシェとエレクトロニック・アーツ社(以下EA)の間で締結されていた「ゲームでポルシェの名前を使用する」独占ライセンス契約が近々終了するらしい。同サイトの記事では、レーシング・ゲーム『Assetto Corsa』に登場する予定というポルシェのコンテンツが証拠として取り上げられ、ポルシェとEAの間の独占ライセンス契約が近々終了すると紹介されている。

そこで我々は、EAとポルシェ、『Assetto Corsa』開発元のKunos Simulazioni社と同ゲームのパブリッシャーである505 Gamesに問い合わせてみた。すると早速、Kunos Simulazioni社のプロデューサーから次のような回答を得られた。同社は、独占ライセンス契約の終了によってではなく、ポルシェとEAの間に結ばれている契約が変更されたことを受けてポルシェのコンテンツをゲームに登場させることが可能になったという。独占ライセンス契約がいつ切れるのかについては確かなことは分からないとしながらも、来年に終了する可能性があることをプロデューサーは仄めかしていた。

ポルシェやEAから公式発表がないことを合わせて考えても、Kunos Simulazioni社のコメントは、今回の契約終了の噂が確実ではないことを意味する。我々は、もちろん本当であってほしいと願っているが...。この契約についてご存じない方のために、ビデオゲームを中心とした娯楽に関するウェブサイト『IGN』が次のように説明している。16年前にEAから発売されたレーシング・ゲーム『ニード・フォー・スピード ポルシェ・アンリーシュド』(Need for Speed: Porsche Unleashed)の開発中に結ばれた同契約は、そこに記された条項により、ポルシェの名称とクルマの独占的な使用権がEAに与えられるというものだった。つまり、他の開発元が自社のゲームにポルシェを登場させたい場合には、EAの許可を受けてライセンス料を支払わなければならない。しかし、EAの許可を得る会社はほとんどなく、代わりにポルシェをベースに独自のクルマ造りを行うRUFのクルマを収録することを選んだ。そのため、人気レーシング・ゲーム『Forza』シリーズでもポルシェが登場しなかった(あるいは後から有料ダウンロード・コンテンツとして提供された)ものもあるし、『グランツーリスモ』シリーズに至っては全く出てこない。

契約終了の噂が本当ならば、多くのゲームでもポルシェを走らせたいファンにとっては素晴らしいことだが、有利な独占権を失うことになれば、EAにとっては残念なことだろう。もちろんRUFのクルマもこれまで通り、ゲームに登場してほしいものだ。

このライセンス契約に関して、ポルシェ、EA、505 Gamesの3社からも返答が届いたら、皆さんにお伝えする予定だ。それまでは、噂が本当であることを祈るとしよう。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー