ルノー、航続距離が60%近く伸びたユーティリティEV「カングー Z.E.」の新型を間もなく発表
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ルノーは来月、電気自動車「カングー Z.E.」のバッテリーとモーターをアップデートした新型を発表する。従来型と比べ、このユーティリティ・ビークルのフル充電からの航続距離は170kmから270kmへと、60%近くも伸びるという。詳細は1月13日にベルギーで開催されるブリュッセル・モーターショーのオープニング・イベントで公開される予定だ。

とはいえ、この航続距離は測定基準の緩いNEDC(新欧州ドライビングサイクル)によるものであり、ルノー自身も実際の交通状況で走行すれば200km程度の距離になるだろうと述べている。いずれにしても同社は、航続距離を伸ばすことでカングー Z.E.の業務向け販売を強化したいと考えているようだ。

ところで、カングー Z.E.は欧州でどれほど売れているのだろうか? 電気自動車情報専門サイト『EV Obsession』に掲載された電動車(純粋な電気自動車だけでなくプラグイン・ハイブリッド車を含む)の販売統計によると、同車は今年10月に557台が売れたという。ライバル車を見ると、同月にBMW「i3」は1,656台が販売されている。続いてルノー「ゾエ」が1,447台、三菱「アウトランダー PHEV」が1,444台と僅差の争いだ。欧州における1~10月までの合計販売台数では、1位がゾエの1万7,277台、2位がアウトランダー PHEVの1万7,265台、3位の日産「リーフ」が1万6,057台と続き、カングーは16位の3,404台に留まっている。

カングーは昨年、ノルウェーの郵便会社ノルウェーポストが約300台の「カングー マキシ Z.E.」を発注したことで話題になった。ただしこれは、配達するドライバーが暖を取れるようにディーゼル燃料を使用するヒーターを装備していたから、という極寒の地ノルウェーならではの理由だったわけだが...。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー