IIHSの最高安全評価「TSP+」を獲得した2017年モデルのうち、ヘッドライトの「優」は7車種のみ(ビデオ付)
米国道路安全保険協会(IIHS)が、米国で販売されている乗用車の2017年モデルで最も安全な車種のリストを発表した。今年は、ヘッドライトの性能が最高安全評価「トップセーフティピック+(TSP+)」を獲得する要件の1つとなった。つまりTSP+に認定されるには、全ての衝突試験に「Good(優)」の評価で合格し、前方衝突回避技術を備え、さらにヘッドライトが「Acceptable(良)」または「Good(優)」の評価を得る必要がある。

TSP+を獲得したクルマは合計38車種あったものの、驚くべきことに、ヘッドライトが「Good(優)」の評価を得たのはシボレー「ボルト(Volt)」ホンダ「リッジライン」ヒュンダイ「エラントラ」ヒュンダイ「サンタフェ」スバル「レガシィ」トヨタ「プリウスv」(日本名:プリウスα)、ボルボ「XC60」の7車種だけであった。またIIHSによれば、HID(高輝度放電ランプ)やLED、ステアリングの操舵方向に合わせて光軸が動くアダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)が、試験で必ずしも高評価を得たわけではなかったという。そして、一部のクルマのオプション・パッケージには、まずまずのヘッドライトを低評価のヘッドライトに置き換えてしまうものもあったそうだ(例えばレクサスの「RC」は、標準のヘッドランプなら「Acceptable(良)」の評価だが、オプションの「Premium Triple Beam LED Headlamps」パッケージを装着した車両は「Poor(不可)」となってしまう)。

なお、ヘッドライトの性能要件は最高評価のTSP+にだけ適用されており、"プラス"のない「トップセーフティピック(TSP)」に認定されたクルマもある。この通常のTSPを獲得できたのは44車種で、TSP+と合わせると82車種の乗用車が安全性の高さを認められたことになる。認定車種のリストはIIHSの公式サイト(英語)で公開されているのでご覧いただきたい。さらに関心のある方は、IIHSによる試験の様子や評価が今年向上した車種について紹介されているビデオも併せてどうぞ。




By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー