【ビデオ】ダッジ、米国製マッスルカー初の4輪駆動モデル「チャレンジャー GT」を発表!
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売上げやファンの数ではフォード「マスタング」シボレー「カマロ」に勝てず、長年3位に甘んじているダッジチャレンジャー」だが、2台のマッスルカーに対抗するため、型破りな方法に出た。4輪駆動モデルを追加したのだ。

デトロイトのポニーカーで初の4輪駆動車となるダッジ「チャレンジャー GT」は、状況を一変させるかもしれない。ダッジは今年の冬にこのクルマを3万4,490ドル(約400万円)で発売する。

チャレンジャー GTは、3.6リッターV型6気筒「ペンタスター」エンジンを搭載し、最高出力305hp、最大トルク37.0kgmを発揮。パドルシフト付き8速「トルクフライト」オートマチック・トランスミッションが組み合わされ、燃費は市街地18mpg(約7.7km/L)、高速道路27mpg(約11.5km/L)と発表されている。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の広報によると、チャレンジャー GTにはマニュアル・トランスミッションやV8モデルは用意されないとのこと。実車は2017年1月8日に開幕する北米国際オートショーで展示される予定だ。

4輪駆動のチャレンジャーは大いに期待されていた追加モデルだ。チャレンジャーとベースを共有する4ドアの「チャージャー」には、既に4輪駆動(AWD)が用意されており、この2台は類似したパワートレインを搭載しているからだ(チャージャーのAWDもV6とATのみ)。チャレンジャー GTはチャージャーのAWDシステムを流用しているので、通常の路面状況では前輪は駆動せず、全てのトルクは後輪のみに送られる。つまり、実質的には後輪駆動のチャレンジャーと変わらない。だが、より多くのトラクションが必要な状況になると、自動的に前輪にも駆動力が配分される。「ビークル・ダイナミック・コントロール」によってハンドリングも、特に雪や凍って滑りやすい路面では強化されているという。一方、電子制御スタビリティ・コントロールは3種類のモードに切り替えられるが、完全にオフにすることもできるため、ドリフトを好むエンスージアストには嬉しい仕様だろう。「スポーツ」モードを選択すると、スロットルやシフトの反応が向上し、シフト・ポイントもより高回転になる。さらに「スーパー・トラック・パック」ボタンを押せば、8.4インチ・タッチスクリーンの「ダッジ・パフォーマンス・ページ」でGフォースや0-60mphタイムなど様々な情報が表示でき、ローンチ・コントロールも使用可能になる。

エクステリアには、1971年型チャレンジャーからインスパイアされたというスプリット・グリルや、バルジ付きフードを採用。LEDヘッド/テールライト、プロジェクター・フォグランプ、トランクリッド・スポイラーなども装備する。ハイパー・ブラック・フィニッシュの19インチ・ホイールには、235/55R19サイズのオールシーズン・タイヤを履く。

チャレンジャー GTは後輪駆動モデルと異なり、995ドル(約11万円)の「GTインテリア・パッケージ」も設定されている。これにはナッパレザーとアルカンターラが張られたシート、9スピーカー搭載のアルパイン社製オーディオ・システム、パフォーマンス・ステアリング・ホイールなどが含まれる。

内外装に施された独自の仕様も魅力だが、顧客にとって最も違いを体感できるのはAWDだろう。なお、2016年にこのカテゴリで最も売れたクルマは、またしてもマスタングということになりそうだ。11月までの販売台数は9万8,868台と突出しており、2位のカマロは6万5,705台と大きく差を付けられている。だが、チャレンジャーも5万9,176台と、カマロにもうすぐ追いつけそうなところまで来ている。来年はそのボウタイ・マッスルカーを追い越し、序列を引っ繰り返すために、AWDは強力な武器になりそうだ。



By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー