フェラーリ、ワンメイク・レース用最新モデル「488チャレンジ」を発表
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フェラーリは、2017年に25周年を迎えるワンメイク・レース「フェラーリ・チャレンジ」シリーズに向け、その6代目となる専用車両「488チャレンジ」を発表した。同車は公道仕様モデル「488 GTB」同様、3.9リッターV8ツインターボ・エンジンを搭載する。同シリーズで初めてターボチャージャーを採用したモデルで、最高出力はチャレンジ・シリーズ歴代最強の670馬力を発生するという。


488チャレンジは、今月1日~4日まで米国フロリダのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されたフィナーリ・モンディアーリ最終戦で公開された。「458イタリア」ベースの先代と比較すると、新型パワートレインに加えて、他にもいくつかのアップデートが見られる。ボディ・ワークはラジエターの冷却効率と空力特性を改善するため、フロントバンパーとボンネットのデザインを一新、リアウイングは大型化された。さらにエンジンは約20kg、エキゾーストも約9kgほど軽量化されているという。


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ステアリングには488 GTBと同様に「マネッティーノ」スイッチが備わっているが、公道仕様の488 GTBがドライビングのスタイルや路面状況に合わせて電子制御された統合システムの設定を変更するのに対し、レースカーの488チャレンジではハンドリングの特性を変更するためにトラクション・コントロールの設定を切り替えるスイッチとなっている。このスイッチはステアリングの左右に2つあり(だから正しくは複数形でマネッティーニだろう)、右側の「TC1」は"いつ"、つまり加速時におけるトラクション・コントロールの介入ポイントを設定し、左側の「TC2」は後輪のスリップを感知した際に"どのように"トルク量を制御するかを設定する。



これらのアップデートによって、488チャレンジは先代チャレンジ・モデル「458チャレンジ EVO」を大幅に上回る速さを身に付けた。フェラーリによると、同社の専用テスト・コースであるフィオラノ・サーキットでは、ラップ・タイムをきっかり1秒縮め、1分15.5秒を記録したという。

来年は各地のサーキットで華麗な走りを見せてくれるだろうが、それまでは我々が撮影して来た写真とフェラーリが提供する公式画像で、その姿をご覧いただきたい。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー