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お金で幸せは買えないと言われるが、筆者はそうは思わない。もしもフェラーリの「スペシャル・プロジェクト」チームに、ワンオフで自分だけのクルマを製作してもらえるほどのお金を持っていたら、とても幸せに違いないからだ。12月1日から4日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されたイベント「フィナーリ・モンディアーリ」で、フェラーリの最新ワンオフ・モデル「SP275 RW コンペティツィオーネ」が公開された。

詳しい情報は明らかにされていないが、このSP275はフェラーリ「F12ベルリネッタ」のスタンダード・モデルか、あるいは「F12 TdF」がベースになっているようだ(F12 TdFは昨年のフィナーリ・モンディアーリで発表された)。より高性能なTdF仕様のエンジンを搭載しているとすれば、6.3リッターV型12気筒が780psを発生し、0-100km/hを2.9秒で加速するということになる。ボディワークが異なるSP275の車両重量については推測が難しいが、F12TdFは内外装にカーボンファイバーを多用することでF12ベルリネッタより110kgも軽い。



デザインについては美的感覚が個人によって異なるので、ご自分の目でご覧になって判断していただきたい。F12とは前後バンパー、フェンダー、ボンネット、ドア、ガラスまで、ほぼ全てのボディ・パネルが変更されている。独特なゴールドのカラーリングは、他のフェラーリでは見られないだろう。私の目には、111万2,000円の追加料金が必要な「メルセデスAMG GT」のソーラービーム(イエロー)と似ているようにも思える。

フェラーはこれまでにも、特別な顧客のために特別なクルマをワンオフで製作してきた。他の例としては、「F12 TRS」や「F12 SP America」、そして著名なミュージシャンのエリック・クラプトンが注文した「SP12EC」などがある。お金で直接、幸せを買うことはできないかもしれないが、お金があれば素敵なフェラーリを買えることは確かだ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー