中国のWMモーターズ、三菱「アウトランダー」の広報写真を加工して自社製品のイメージ画像を作成していたことが判明
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中国の上海に拠点を置く電気自動車ベンチャーのWMモーターズが、2018年に発売を予定している同社製品のイメージ画像として先週公開したレンダリング画像が、三菱「アウトランダー」の広報写真を元に加工して作成されたものだということが、電気自動車関連の情報サイト『Electrek』のフレッド・ランバート記者によって発見された。このクルマは現在構想段階とされているので、これが実車の画像でないことは明らかだが、しかし、その後方に写っている背景を見れば、三菱の写真を流用していることがはっきりと分かる。



アウトランダーとWMモーターズのレンダリング画像を比較すると、ホイール、ミラー、ドアノブは完全にアウトランダーのコピーだ。実際のところ、画像の比較は「間違い探し」として楽しめそうなほど類似している。このSUVは、ベントレーフォルクスワーゲンでデザイナーとしての経歴を持つサム・サン氏が手掛けたと言われているが、彼がアウトランダー PHEVと同じリアのディフューザー・パネルを新型SUVに採用するつもりかどうかは不明だ。なお、WMモーターズのレンダリング画像をGoogleの画像検索にかけると、アウトランダーがばっちりと検索候補として挙がってくる。



この画像を配信した『Car News China』によれば、社名のWMとはドイツ語で「Weltmeister(世界チャンピオン)」、中国語では「威馬 Weima(力強い馬)」を意味しているそうだ。この会社はかつて吉利汽車(ジーリー)がボルボを買収する際に辣腕を振るったフリーマン・シェン氏が設立し、蘇州の工場で2018年から年間5万台の自動車を生産する計画を立てているという。同社の車両にはファーウェイのコネクティビティ技術を搭載し、ドイツのボッシュやシーメンスと共同で生産するハードウェアも採用すると言及されている。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー