ボルボが、全長が30メートルもある世界最大のバスをブラジルで発表
バスと電車を混ぜ合わせたような道路を走る乗り物を想像してほしい。とはいえ、以前ご紹介した中国の道路をまたぐ奇妙な乗り物ではない。ボルボがブラジルのリオデジャネイロで開催された展示会「FetransRio」で、非常に大きな連結型バスを発表したのだ。この新型バス「Gran Artic 300」は、2ヶ所の連結部分で曲がるような構造になっており、1度に300人の乗客を運ぶことが可能だ。

ボルボが大都市交通輸送のためにラインアップするバスの中で、新たなフラッグシップとなるこのGran Articの全長は、なんと30mにも達する。巨大バスのArticシリーズには、他にも150人乗りと180人乗りがあり、それぞれ全長は18.6mと21m。だが、サイズと収容人数のバランスが最も優れたモデルは、おそらくSuper Artic 210だろう。全長はArtic 180よりわずか1mだけ長い22mだが、収容人数は30人も多く210人を乗せられる。5つのドアが備わり、乗り降りも便利だ。

ボルボはこのGran Artic 300を、ブラジルのバス高速輸送システム(Bus Rapid Transit: BRT)のために開発した。同車は現在ある最大サイズのバスよりも30人多く乗客を収容でき、普通のバス3台分に相当するという。つまり理論的には、路上を走るバスが少なくなることにより、排出ガスも減らせるというわけだ。

この南米向けのバスの販売開始時期について、ボルボは明らかにしていない。しかし、排出ガスに関する面だけでなく、公共の輸送手段としてのスピードや都市部のドライバーに与える影響の点からも、300人乗りのバスがどのような影響力を持つのか、非常に気になるところだ。もしもこのバスによって大渋滞が引き起こされるとしても、我々としては中国の奇妙な高架バスよりマシではないかと思うのだが。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー