欧州フォード、新型「フィエスタ」を発表 クロスオーバー風トリムも新登場
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ヨーロッパ・フォード11月29日、新型「フィエスタ STライン」の画像を以下のようにTwitterにアップしたが、続いて残る3つのトリムも発表した。そのうちの1つが、今までのフィエスタにはなかったクロスオーバー風トリム「アクティブ」(上の画像)だ。


これを見ると、どんなクルマもクロスオーバー風に仕立てられる運命から逃れられないのではないかという気がしてくる。ドライブトレインやサスペンションがどこまで専用の仕様になるのかは不明だが、外観上で他のフィエスタと異なる点は見て取れる。ボディにはクロスオーバー・ルックに欠かせないブラックの樹脂製フェンダーフレア、サイドスカート、バンパートリムが装着され、サイドスカートとバンパーにはスキッドプレートを模した金属調のトリムも確認できる。ルーフレールも追加されるようだ。



STラインとアクティブの他に、「タイタニアム」(上の画像)と「ヴィニャーレ」というトリムも公開された。タイタニアムは従来型が日本にも導入されていた中級グレードで、フォードの六角形グリルに入ったクロームのスラットや縦長のサイドグリルが特徴。ヴィニャーレはより高級かつファッショナブルな仕様であり、STラインはホットハッチ「フィエスタST」からインスパイアされたというスポーティな内外装に通常のドライブトレインを組み合わせたモデルだ。他にもう1つ、ベーシックな「トレンド」トリムが用意される。

サイズは全長4,040mm × 全幅1,734mm × 全高1,483mmと、全体に少しずつ大きくなった。エンジンは今のところ、ガソリンが1.1リッターの自然吸気(70psと85ps)と、1.0リッターのターボ付き「エコブースト」(100ps、125ps、140ps)、そして1.5リッターのディーゼル(85psと120ps)がラインアップされている。トランスミッションは自然吸気1.0リッターが5速マニュアル、それ以外は6速マニュアル。100psのエコブーストではパドルシフト付き6速オートマチックも選べる。100ps以上のモデルは全てリアにもディスクブレーキを標準装備する。

18インチ・ホイールも履きこなす新設計のサスペンションや電子制御トルク・ベクトリング・コントロールの採用で、コーナリング時のグリップは10%向上したという。また、新型フィエスタでは、フォード車で初めて歩行者検知機能が採用されたほか、自動駐車アシストやアダプティブ・クルーズ・コントロール、交通標識認識機能、車線逸脱抑制機能、オートハイビーム等々、先進安全機能や運転支援機能の面も充実している。



車内には、8インチのフローティング・タッチスクリーン・ディスプレイを装備(グレードによって6.5インチのタッチスクリーンまたは4.2インチのカラーディスプレイとなる)。フォードのスタッフはお披露目の際、新型フィエスタでは20個のボタンを取り去ることで、エルゴノミクスを向上させインテリアを簡素化したと誇らしげに話していた。しかし、過去に反応の遅いタッチスクリーン式インターフェースの操作に苦労したことのある我々としては、それが良いことなのか確信が持てない。オプションとして、これもフォード初となるB&O製サウンド・システムや、開閉可能なパノラミック・グラス・ルーフ等が用意される。

新型フィエスタの発売時期や価格については、まだ発表されていない。フォードが販売を撤退した日本では、発売される見込みがまったくないのが残念だ。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー