テスラ、「ソフトウェア8.1」を近日中に配信 新搭載ハードウェアによる「エンハンスト オートパイロット」機能が使用可能に
スマートフォンのアプリは多くが定期的にアップデートされる。最近では具体的な修正内容については何も明記されず、ユーザーは、"バグが修正された"という事実を知るだけだ。どうやらテスラは、スマホのアプリのような「迅速にソフトの機能を向上させる(rapid enhancement)効率的なアプローチ」が気に入ったようで、間もなく同社のオートパイロット・システムも、毎月アップデートされることになるという。

このことについて先週末、テスラのイーロン・マスクCEOは次のようにツイートしている。
新ハードウェア搭載のモデルSを手に入れました。でも全ての機能がまだ使えないなんてがっかり。8.1はいつ頃リリースされますか?
エドワード・サンチェス(@edwardsanchez)2016年11月27日
3週間ほどお待ちください。今後は毎月のアップデートを予定しています。
イーロン・マスク(@elonmusk)2016年11月27日

マスク氏は、テスラ車の新しいハードに興奮しているオーナー(不満もあるようだが)からの質問に答える形で、バージョン8.1のリリース時期について回答している。8.1にアップデートすれば、「エンハンスト オートパイロット」と名付けられた(「オートパイロット」という名称の使用継続について警告を受けていることはさておき)新機能の数々が使用可能になる。これは「テスラ ビジョン」と呼ばれる新システムを使用するもので、今年10月以降に生産されたテスラ車には、8台のサラウンドカメラ、アップデートされた12個の超音波センサー、最先端のプロセッシング技術が採用されたフォワード フェーシング レーダーといった新しいハードウェアが搭載されている。

つまり、新ハードウェアを搭載したクルマで、エンハンスト オートパイロット機能を使えば、理論上では次のようなことになる。テスラの言葉を借りれば、自動的に「交通状況に応じてスピードを調整しながら、車線を逸脱することなく走行」し、「ドライバーによる操作を必要とせずに車線変更」したり、「高速道路を乗り継ぎ、目的地が近づくと高速道路を降りる」ことができ、そして「駐車場では自動的に駐車し、サモン(リモート駐車機能)に応じて車庫に出入り」することも可能になるという。テスラでは、新しいハードウェアを搭載した車両で2017年末までに完全自動運転を実現させる計画だ。もちろんそれには「規制当局の認可を受けることが条件」とテスラは述べている。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー