マセラティから「アルフィエーリ」の電気自動車バージョンが2020年に登場
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フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネCEOは今年6月、マセラティからブランド初の電気自動車(EV)が2020年までに発売されると語っていたが、その件について新たな情報が入って来た。英国の自動車情報メディア『Just Auto』によると、マセラティの欧州地域担当マネージャーを務めるピーター・デントン氏は、2014年のジュネーブ・モーターショーで発表された2シーターのコンセプトカーアルフィエーリ」のEVバージョンが計画されていることを明らかにしたという。アルフィエーリ(写真上)は、V6ツインターボ・エンジンを搭載したガソリン車がまず発売されることになっており、ポルシェ「911」の対抗馬として設計されているが、サイズはもう少し大きくジャガー「Fタイプ」に近いものになるだろうと、デントン氏は述べている。

デントン氏によれば、内燃機関を搭載するアルフィエーリの発売は予定されていた2016年から2019年へと大幅に延期され、また、環境規制に適合させるため、エンジンも当初考えられていたV8からダウンサイズしたという。クーペの他にコンバーチブルが用意され、価格も「Fタイプと同じセグメントに設定される」とデントン氏は語っている。それからやや遅れて登場するEVバージョンの性能については明らかになっていないが、イタリアのメーカーならではの素晴らしいパフォーマンスを(そして、願わくは十分な耐久性も)期待したい。

マセラティの親会社であるフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、EV市場に対しあまり熱心でないことで知られる。セルジオ・マルキオンネCEOは先日も、英国の自動車雑誌『Car Magazine』によるインタビューで「(テスラの)経営モデルが成功するとは思えない」と発言。ただし「イーロン・マスク氏の会社に出来て、フィアットやマセラティに出来ないことはない」とのコメントも付け加えている。

ともあれ、アルフィエーリのEVが登場するのは2020年だ。それまでに状況が大きく変わることは十分にあり得る。現に今から3年ほど前には、テスラのEVに40万台近い予約注文が殺到したり、フォルクスワーゲンがディーゼル主体のラインアップからEV中心の未来図を描いたりするようになるとは、誰も予想していなかっただろう。

注:この記事は、コネクテッドライフの完全ガイド、米国版『Engadget』Steve Dent記者による記事を転載したもの。


By Engadget
翻訳:日本映像翻訳アカデミー