NextEVが、ついに1,360馬力の電動ハイパーカー「NIO EP9」をロンドンで発表!
これまで何度も噂に上っていた、中国の上海に拠点を置くNextEV社が開発していた電動ハイパーカーがついにベールを脱ぎ、「NIO EP9」という名前とともにロンドンで発表された。

ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(北コース)のラップタイムが、世界中で速さを判断するための基準とされているのなら、EP9は世界最速の電気自動車(EV)と言えるだろう。同車は、トヨタのEVレースカー「TMG EV P002」が2012年にマークした7分22秒329を大幅に上回る、7分5秒12というタイムを記録したのだ。この数字を裏付けるように、フランスのポール・リカール・サーキットでも、EP9は1分52秒78というラップタイムを叩き出し、これまでEV最速記録とされていた2分40秒を打ち破った。これほどの速さでも車体を路面に押さえつけるため、EP9のエアロダイナミクスは、240km/hの速度で走行中に2万4,000N(ニュートン)ものダウンフォースを発生するように設計されているという。

以前にも公言されたように、EP9は最高出力1メガワット、つまり1,360psを発揮する。4つの車輪にそれぞれMGU(電動発電ユニット)とギアボックスを搭載し、0-60mph(約96.6km/h)を2.7秒で加速。200km/hまでわずか7.1秒、最高速度は313km/hに達するという。NextEVによれば、バッテリーは交換可能で充電時間は45分。航続距離は427kmになるそうだ。

興味深いことに、これだけの数値を記録する性能にもかかわらず、EP9には完全自動運転技術を取り入れる可能性もあるという。NextEVによると、「EP9にはセンサー・システムと電子制御機構が搭載されており、これらは完全自動運転技術にも適用可能」とのこと。この説明は具体的とは言えないが、さらに「ユーザーは、デジタル・インタラクション(相互作用)や即時の情報共有を体験できる」と続いている。とはいえ、EP9の自動運転に任せて、運転中の車内の様子を自撮り写真に収めてSNSにアップできるようなインテリア設計という意味でもないだろう。そもそも、最高出力1,360psを発揮する電動ハイパーカーなのだ。ソーシャルメディア のことなど忘れるほど胸が高鳴るドライビング・エクスペリエンスを提供してくれることは間違いない。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー