ビュイック、プラグイン・ハイブリッドの「ヴェリテ コンセプト」を公開
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ビュイックが、中国で開催中の広州国際モーターショーにおいて、最新の「ヴェリテ コンセプト」を公開した。"最新の"と付けたのは、ビュイックが「ヴェリテ」という名前のコンセプトカーを発表したのはこれで2度目だからだ。最初のヴェリテは2004年のNY国際オートショーに出展された2ドアのコンバーチブルだったが、今回の2代目は4ドアのクロスオーバーだ。

名前の話はさておき、このコンセプトは果たしてどんなクルマなのだろうか? 型にはまったデザインであることは間違いないが、それが評価に値するものとは言い難い。このヴェリテには、ビュイックのバッジが付いていることを除けば、ビュイックらしさが一切ないからだ。フロントはビュイックの伝統である滝モチーフのグリルを押し潰したようなフェイシアで、両脇に切れ目を入れたようにLEDライトが並んでいる。その他の部分は、どうも最新型のトヨタ「プリウス」から大いに影響を受けているようだ。平らな部分がないサイドは、ここ最近のインフィニティのコンセプトを彷彿とさせる。スタイリングの最後の見せ場はリアホイール手前の深いくぼみだが、BMW iにもこんなデザインのクルマがあったはずだ。

ヴェリテの後部を写した画像はないものの、見えている部分から察するに、これもインフィニティの「QX」に似た外観なのだろう。インテリアの画像もまだ届いていないが、ビュイックによれば"エレガント"でありながら"再生材料を使用している"そうだ。さらに、"今後の新エネルギー車のトレンドとなるデザイン"とのことなので、どう仕上がっているのか是非とも見たいものだ。

このように、このビュイックのヴェリテ コンセプトのルックスは、どこかで見たことのあるようなデザインの寄せ集めで、これといった特徴がない。だが、ボディの下はもう少し期待できそうで、リチウムイオン電池モジュールを搭載したプラグイン・ハイブリッドとされている。今のところ詳細は明かされておらず、シボレー「Volt(ボルト)」と同種のものかもしれないし、まったく別のシステムである可能性もあるだろう。こちらは今後の情報を楽しみにしたいところだ。ともあれ、まずは写真でその姿をご覧いただきたい。ちなみに「ヴェリテ」とは、古代ローマの軽装歩兵「ウェリテス」に由来しているという。


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー