アストンマーティンから、さらに高性能な「ヴァンキッシュ S」が登場!
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アストンマーティンは、遂に2代目「ヴァンキッシュ」に真っ赤な"S"のバッジを与えた。この新しい高性能版の「ヴァンキッシュ S」では、スタイリング、パフォーマンス、サスペンション、インテリアまで手が入れられており、従来のヴァンキッシュや、さらに新型モデル「DB11」とも差別化を図っている。



新たに追加されたフロントのスプリッターや、大型のリア・ディフューザーはどちらもカーボンファイバー製で、車体前方に生じる浮力の低減に貢献している。三角形に切り取られたリア・バンパーから覗く4本出しの黒いエキゾースト・テールパイプが迫力だ。さらに上を求めるオーナー向けに、カーボンファイバー製エンジン・ルーバーやダイヤモンド切削加工で仕上げたホイールなどの新しいオプションも用意されている。アストンマーティンによれば、「強い印象を与えるペイント・グラフィックのパック」も各種取り揃えているそうだ。これはパープルとイエローを組み合わせたコルベットの「インディ・ペースカー・パッケージ」のようなものではなく、写真のクルマに見られる控え目なスカイブルーのアクセントのようなものを指すと思われる。



6.0リッター自然吸気V12エンジンの最高出力は573psから600psに引き上げられた。改良されたインテークマニホールドにより吸気効率が高められ、踏み込みたがる右足に対するスロットルの反応も改善されている。8速ATの「タッチトロニック III」はシフトがさらに素早くなったと同時に、低速域ではより洗練されているという。サスペンションはスプリングレートからインターナルダンパーまで全体的に改良されており、優雅さよりも力強さが求められるドライビングで威力を発揮してくれることだろう。



ヴァンキッシュ Sの魅力を満喫するには、どこかへ走りに行く必要さえない。何故なら、インテリア自体が素晴らしい仕上がりなのだ。流れ落ちるようなセンターコンソールは、ツヤを抑えたカーボンファイバーが散りばめられた「サテン・チョップド・カーボンファイバー」のパネルで装飾され、ブリッジ・オブ・ウィアー社のレザーを用いた「フィログラフ」キルト・レザーの新型シートと芸術的なコントラストを見せている。ヴァンキッシュ Sで1つだけ控え目とは言い難いのが価格だ。米国ではクーペが29万4,950ドル(約3,270万円)、「ヴォランテ」は31万2,950ドル(約3,470万円)となっている。納車は今年12月から始まるそうだ。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー