MINI、2017年のダカール・ラリー参戦マシン「MINI ジョン・クーパー・ワークス・ラリー」を発表
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この数年、MINIはラリーに強いクルマを作り続けている。2012年から2015年までダカール・ラリーで4連覇を成し遂げたのがその証だ。そして11月16日、今年逃した総合優勝を奪還するべく、2017年にこの世界最大級のクラスカントリー・ラリーに参戦する新型マシン「MINI ジョン・クーパー・ワークス・ラリー」が発表された。

この新型ラリー・マシンは、「MINI カントリーマン」(日本名:「MINI クロスオーバー」)をベースに、先代の「MINI オール4レーシング」で得た経験を活かして製作された。主に改良が施されたのは、エアロダイナミクスと、さらなる低重心化を可能にした重量配分だ。

開発に関わったX-raid(ドイツのラリー・チーム)のスヴェン・クワントCEOによると、「大幅な低重心化が実現した。50kg分の重心を従来より50cm下げることができた。その結果、ハンドリングが向上し、あらゆる地形で走行安定性が増した。さらにコーナーの多いラリー・コースでのハンドリングも改善されている」とのこと。鋼管製のシャシー・フレームも新たに設計が見直され、パワートレインはエンジン・マッピングとサーマル・マネジメント(熱管理)がアップデートされたことで恩恵を受けている。また、インテリアも一新されているという。

同車が搭載するエンジンは、BMW製3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ターボで、最高出力340hp/3,250rpm、最大トルク81.6kgm/1,850rpmを発生。先代から引き継がれた4輪駆動システム「ALL4」には、前後にXtrac製のロック機構付き油冷式デフとSADEV製センターデフを搭載し、SADEV製6速シーケンシャル・ギアボックスが組み合わされている。

2017年のダカール・ラリーは、1月2日にパラグアイの首都アスンシオンからスタートし、ボリビアを経由してから南下してアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで14日にゴールを迎える予定だ。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー