クライスラー「300」、ダッジ「チャレンジャー」&「チャージャー」の製造は2020年まで継続か
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、ダッジ「チャレンジャー」と「チャージャー」、そしてクライスラー「300」の製造を少なくとも2020年までは続ける予定だと自動車メディア『Automotive News』が報じている。この情報は2人の匿名の情報筋から得たもので、カナダの労働組合「Unifor」と同社の新たな労働契約において、その詳細が大まかに確認されたようだ。

これらの情報筋によると、今後の計画ではまず、現行のチャレンジャー、チャージャー、300にマイナーチェンジを施し、その後で新型プラットフォーム「ジョルジオ」に切り換える予定らしい。このマイナーチェンジが行われるのは2018年モデルになると『Automotive News』では報じている。ジョルジオ プラットフォームは現行のアルファ・ロメオ「ジュリア」の基盤となっており、前述の米国車3モデルのうち2モデルにも2021年モデルで採用される予定とのこと。情報筋の話では、その頃にはチャージャーか300のどちらかが製造中止になるという。

3モデルの中で廃止されるとしたら、恐らくクライスラー 300になるだろう。現行300のベースとなっているLXプラットフォームは採用されてから既に11年が経過しており、同車はチャレンジャーやチャージャーほど売り上げ台数も多くない。チャージャーは2010年にLXプラットフォームから小規模なアップデートが施されたLDプラットフォームに切り替わっており、チャレンジャーも昨年、LCプラットフォームからLAプラットフォームに移行したばかりだ。これらの後輪駆動のプラットフォームは密接に関連している。

『Automotive News』によると、FCAのセルジオ・マルキオンネCEOは10月に行われたアナリストとのカンファレンスにおいて、新型プラットフォームは汎用性が高いとコメント。次世代チャレンジャーとチャージャーには、ジョルジオ プラットフォームの長さと幅を拡大して使用すると報じられている。さらに、このプラットフォームは剛性が高くコンバーチブルをラインアップに加えることもできるようで、そのことが「バラクーダ」復活の噂の信憑性をさらに高めている。

我々が心配しているのは、新型ジョルジオ プラットフォームへの移行による影響で、現行モデルに追加が噂されている4輪駆動の「チャレンジャー GT AWD」や、ワイドなボディにパワフルなスーパーチャージャー付きV8「ヘルキャット」エンジンを搭載する「チャレンジャー ADR」の登場に遅れが出ないかということだ。今は動向を見守るしかない。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー