米国のカンザス州では先月、一風変わった車上荒らしの被害に遭った男子学生が思わぬ形でチョコレートを大量にゲットするという出来事があった。

地元紙『カンザス・ステイト・カレジアン』によると、カンザス州立大学に通う1年生のハンター・ジョビンスさんは10月30日、愛車のトヨタ「カムリ」を駐めて鍵をかけずにその場を数分間離れ、戻ってくると車上荒らしに遭っていたことに気付いたという。しかし、彼のクルマからはオーディオや小銭が持ち去られたわけでも、クルマ自体が盗難に遭ったわけでもなかった。なくなっていたのは、ジョビンスさんがカップホルダーに置いていたキットカット1つ。そこには、走り書きで次のようなメモが残してあった。

「カップホルダーにキットカットがあるのが目に入った。キットカットが大好きで、君のクルマのドアをチェックしたら、鍵がかかってなかったよ。キットカット以外には何も取ってないからね。悪いね、今お腹が減ってるんだ」

呆気にとられたジョビンスさんは、このメモを写真に収めてTwitterに投稿。すると、この投稿はすぐさま拡散され、最終的にはこのお菓子メーカーの知るところとなった。キットカットの公式アカウントからジョビンスさんに対して盗まれたキットカットの代わりを用意すると提案があり、彼がこの提案を快諾したところ思わぬ展開が待っていた。

用意されたのはキットカット1つではなく、何とジョビンスさんのカムリから溢れんばかりの6,500個以上のキットカット。そこで彼は、キットカットを満載したカムリを大学のヘイメーカー・ホール前の芝生に駐めて、キットカットを無料で配布することにした。頑張って配ったものの、ジョビンスさんと友人たちの元には大量のキットカットがまだ残っているという。彼はキットカット泥棒が姿を現してくれれば、この注目とキットカットを分け合うことができるのに、と『カレジアン』紙に対して語った。

ジャビンスさんは、「もしキットカット泥棒がこれを読んでいるか、今回の成り行きを知っているなら、是非会いに来てほしい。ハグして、ありがとうって伝えて、たくさんのキットカットを渡すよ」と同紙にコメントを寄せている。



By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー