ウォルター・P・クライスラー博物館、今年末をもって完全に閉館
ミシガン州オーバーン・ヒルズにあるウォルター・P・クライスラー博物館が今年で閉館するという残念なニュースが届いた。経営コストを賄いきれず、2012年末に一度閉館したが、今年6月から隔週の週末にのみ開館するという方式で再スタートを切っていたところだった。しかしこの度、クライスラーは2016年12月18日をもって同博物館の歴史に完全に幕を下ろすことを決定したのだ。

この決定に至った背景には、主にフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のオフィス用スペースを増設するという事情がある。つまり、博物館をオフィスに変更するという意図で今回の決定を下したわけだ。閉館後、展示車は保管庫に移され、今後の各種イベントに応じて公開されるという。そうなると、全展示車を一度に見られる機会もあと数回しかない。開館日は残すところ11月19日、20日と12月17日、18日の週末のみで、開館時間は午前10時~午後4時までとなっている。

都合がつくのであれば、是非この博物館を訪れてほしい。入館料は大人10ドル(約1,080円)、高齢者(62歳以上)及び退職した元FCA社員が8ドル(約870円)、子供(6歳~17歳)は6ドル(約650円)、幼児(5歳以下)は無料だ。展示されているクルマは、1950~2000年代のコンセプトカーや、「オムニ GLH-S」のように希少な高性能モデルなど、非常に魅力的な名車ばかり。もちろん、その由緒ある歴史の紹介もある。また、普段見掛けることのないようなパープルの「プリムス プロウラー」に乗り込むことまでできる。来館するか悩んでいる時間はもうほとんどないことを、お忘れなく。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー