「オートパイロットという言葉は誤解を招く」というドイツ政府に反論するためテスラが調査を実施
ドイツ政府が、テスラの「モデルS」と「モデルX」に搭載されている半自動運転機能「オートパイロット」の宣伝の仕方に対して快く思っていないのは、先日お伝えした通り。同政府は、オートパイロット機能はドライバーの"代役"ではなく、あくまで運転"支援"であることを訴えかけるため、テスラ車オーナーには警告通知を送り、テスラには宣伝で"Autopilot(自動運転)"という単語を使用しないよう呼びかけたという。この名称がドライバーに、運転状況を気に掛けることなく、自ら運転をする準備をしていなくても構わないと思わせるというのがその理由だ。

大方の予想通り、テスラはドイツ政府のこの主張に異議を唱えており、公式サイトに以下の短い反論文を掲載。この件に関して新しく調査を行ったことを明らかにした。

「"オートパイロット"という名前が誤解を招くというドイツ連邦自動車庁(KBA)の指摘を受け、ドイツ在中のテスラ車オーナーがオートパイロットをどのように認識しているか、より理解を深めるため第三者機関協力のもと調査を実施しました。すると、調査に協力されたお客様のうち98%の方が、オートパイロット作動時でも、ドライバーが常にクルマのコントロールを保つ必要がある事を理解していることが分かりました」

以上がその文章の全文だ。調査の結果は、すべてこちらのページで確認できる。"オートパイロットを最初に有効にするとき、どのように行うかを把握しているか"という同機能の基本的な質問には93%の人が「はい」と回答した。

今回テスラが無愛想な反応を示したのは、"オートパイロット"という名称に反対しているのがドイツだけではないからかもしれない。米国カリフォルニア州は、"オートパイロット"などの自動運転に関する言葉を運転補助機能の宣伝で使うことを禁じるよう法律を整備しており、これによりテスラは名称を変更する必要に迫られるかもしれないのだ。以前、米国の消費者情報誌『コンシューマーリポート』も誌面でテスラに名称を変更するよう勧めており、ドイツ政府と同様に、オートパイロット搭載車が完全自動運転で走行すると人々に勘違いさせてしまう可能性があると指摘した。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー