GM、セダンの販売不振を受けて2つの工場で合計2,084人を一時解雇
ゼネラルモーターズ(GM)は、一部車種の販売不振を受け、ミシガン州ランシング・グランドリバーとオハイオ州ローズタウンの両組み立て工場で合計2,084人の従業員をレイオフ(一時解雇)する予定であることを明らかにした。その一方で新製品生産のため、オハイオ州トレドのトランスミッション工場、インディアナ州ベッドフォードの鋳造工場、ミシガン州ランシング・グランドリバー工場に合計約9億ドル(約960億円)を投資する計画も発表した。

GMは、ランシング・グランドリバー工場とローズタウン工場の両方で第3シフトを停止する。ランシング・グランドリバー工場ではキャデラック「ATS」、「CTS」、シボレー「カマロ」が生産されており、現在2,700人の従業員が働いている。第3シフト停止に伴い、810人の時間給従業員と29人の定額給従業員が来年1月16日からレイオフとなる。

ローズタウン工場には現在4,500人の従業員が勤務しており、シボレー「クルーズ」のセダンを生産している。こちらは第3シフト停止によって1,202人の時間給従業員と43人の定額給従業員が来年1月23日からレイオフとなる。

米国のビジネス誌『Fortune』が指摘しているように、米国における1~10月の販売台数は前年同期比でクルーズが20%減、ATSとCTSはともに17%減となっている。

GMは両工場で第3シフトを停止する一方、新製品生産のため3つの工場に合計9億ドルの投資を計画しているという。投資額の内訳は、トレドのトランスミッション工場に6億6,760万ドル(約712億円)、ランシング・グランドリバー工場に2億1,100万ドル(約225億円)、ベッドフォードの鋳造工場に3,700万ドル(約39.5億円)と発表されている。

GMは昨年、シボレー「ソニック」ビュイック「ベラーノ」の販売不振に伴い、ミシガン州のオリオン・タウンシップ工場でおよそ500人の従業員をレイオフすると発表した。原因は市場の需要がクロスオーバーSUVへ急激に傾いたためと見られている。GMの発表によれば、シボレー「エクイノックス」キャデラック「XT5」の売れ行きはクルーズやATS、CTSに比べるとはるかに好調らしいので、どうやら今回のレイオフもコンパクトSUVの流行に起因するものと言えそうだ。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー