ビュイック、中国市場向けプラグイン・ハイブリッド車「ヴェリテ」の発表を予告
GMは18日に開幕する広州国際モーターショーで「ヴェリテ コンセプト」と名付けられたプラグイン・ハイブリッド車を発表すると予告し、そのティーザー画像を公開した。果たしてこれは、実質的に、シボレー「ボルト(Volt)」のビュイック版なのだろうか? 同コンセプトについてGMは「新エネルギー車戦略『ビュイック・ブルー』の下で今後発売されるモデルを示唆したもの」とプレスリリースで述べている。

このヴェリテが、レンジエクステンダー付き電気自動車である第2世代のシボレー ボルトをベースにした中国市場向けモデルであるのかどうか、現在のところは不明だ。米国の『Autoweek』をはじめ、自動車情メディアの中にはその真相を問うているところもあるが、GMの中国法人はプレスリリースの中でボルトについてはまったく触れておらず、ヴェリテが「ガソリン直噴エンジンとリチウムイオン電池を搭載する"高性能"のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)」であると述べるに留まっている。ご存じのように、GMはボルトをPHEVではなくEREV(航続距離延長型電気自動車)と位置付けているため、ヴェリテのパワートレインはボルトよりもキャデラック「CT6 PHEV」のそれに近いものではないかと思われる。なお、このヴェリテ コンセプトはGMと上海に拠点を置く上海汽車集団(SAIC)の合弁事業PATAC(パン・アジア・テクニカル・オートモーティブ・センター)によって製作されたという。

名称について言えば、GMはこれまで「ビュイック・ヴェリテ」という車名を過去のモデルに多用してきた。最初に使用したのは、2004年のNY国際オートショーに出展されたコンバーチブルのコンセプトカーだった。最近では、2013年にGMの欧州部門オペルから発売された4シーター・コンバーチブル「カスケーダ」を、米国市場においてビュイック・ブランドから投入する際、2014年にヴェリテの商標を登録申請している(結局、ビュイック「カスケーダ」として発売された)。

第2世代のボルトは今、米国内で支持を集め始めている。今年に入ってから10月までの米国内における売上は前年同期比で64%増となり、販売台数は1万8,500台を上回った。初代モデルと比べると、電気モーターのみによる走行距離は40%増の53マイル(約85km)に向上し、出力は20%引き上げられている。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー