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フォルクスワーゲン グループ ジャパンは9日、「ザ・ビートル」に新たな2つのモデルを追加した。鮮やかなピンクで塗られた限定車と、余裕ある1.4リッター・エンジンを新採用したスポーティ仕様だ。

その昔、フォルクスワーゲンといえば最も身近で印象的な輸入車だった。子供達は、親戚のおじさんが乗っている国産車の名前は覚えていなくても、"ワーゲン"は知っていた。その理由はもちろん、他のどのクルマとも違う、街で見掛けたら一目でそれと分かる、"カブト虫"と渾名される丸いカタチにあった。そしてそのクルマは、毎回見掛ける度に違うほど、実に様々な色で塗られていた。赤や黄色や水色はもちろん、白や黒でもピカピカに輝いて見えたのは、独特の曲面による光の反射のせいもあったのだろう。



現在販売されているザ・ビートルは、正式名称「タイプ1」という20世紀の名車からあのカタチだけでなく、ちゃんと豊富なカラー・バリエーションも受け継いでいる。丸いカタチをより一層輝かせるために、それは絶対に必要なことだとフォルクスワーゲンのデザイナーは分かっているのだ。しかも時折、魅力的な限定カラーを送り込む。本日11月9日に発売されたのは、フクシアの花をイメージしたという鮮やかなピンク色。2015年のニューヨーク国際オートショーでコンセプト・モデルとして登場したときから、待っていたという人も多いのではないだろうか。そんな世界中の多くのファンがソーシャルメディアを通じて広めたことから「#PinkBeetle」と名付けられた。「ハッシュタグピンクビートル」と読む。さあ、つぶやいてみよう。

この「フレッシュフクシアメタリック」(もちろん新色で専用色)を採用するボディに対し、黒で塗装されたドアミラーとサイドモールディングがアクセントを効かせている。さらにリアスポイラーと17インチホイールを装着することで、スポーティなエッセンスも加味された。可愛らしいけれど"ユルさ"を感じさせないボディ・カラーにはよく似合っている。



インテリアもちょっとした捻りが効いている。シートのファブリックは、なんと「GTI」でお馴染みのタータンチェックをピンク色でアレンジしたものなのだ。ベースとなった「ザ・ビートル デザイン」ではダッシュボードがボディ同色となるが、この#PinkBeetleはその辺を敢えてブラックとし、ピンクは差し色に留めている。

さらにベース車ではオプションとなっている、後方の死角を検知してドライバーに警告を発する"ブラインドスポットディテクション"や、後退時に衝突の危険を察知すると警告・ブレーキを作動させる"リヤトラフィックアラート"も標準で装備され、安全性が一層強化されているのも、特に奥様や娘さんのために購入を考えている人にとっては安心材料となるだろう。加えてこの限定モデルでは、バイキセノンヘッドライト(ハイトコントロール機能付)と純正ナビゲーションシステム"716SDCW"も標準装備となる。



価格は307万円(消費税込み)と、実はベース車にオプション装備を追加した合計金額とほとんど変わらない。ホイールとタイヤが17インチになることを考えればお買い得とさえ言える。ただし300台のみの限定販売なので、気になる方はお早めにフォルクスワーゲン正規ディーラーへ。


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もう1台、ラインアップに加わったザ・ビートルは、新たに1.4リッターの直列4気筒TSIエンジンを搭載した「The Beetle R-Line」。アグレッシブさを増したフロント・バンパーや、ディフューザー付きリア・バンパーから覗くクロームのデュアル・エキゾースト、ブラックで塗られたホイールアーチにサイドスカート、跳ね上がったリアスポイラーなど、勇ましいエクステリアを「The Beetle 2.0 R-Line」から受け継ぎながら、経済性と動力性能を両立させた1.4リッターTSIエンジンは最高出力150ps/5,000-6,000rpmと、自然吸気なら2.5リッター・エンジン並みの最大トルク250Nmを1,500rpmという低回転から発揮する。しかもブレーキエネルギー回生システムをはじめとするVWの環境技術「BlueMotion Technology」が組み合わされ、JC08モード燃費は現行ザ・ビートル最良となる18.3km/Lを達成したという。

ブラックで統一されたインテリアには、リブの入ったThe Beetle R-Line専用シートを備え、ドライビングが一層楽しくなるパドルシフトとアルミ調ペダルも標準で付く。最新バージョンの純正インフォテイメントシステム"Composition Media"は、スマートフォンとの接続機能"App-Connect"を搭載しており、お手持ちの機種に合わせて"Mirror Link™"、Appleの"CarPlay™"、Googleの"Android Auto"という3つの異なる通信規格に対応する。



この新しい「The Beetle R-Line」の価格は294万5,000円(消費税込み)。2.0リッター・エンジン搭載車より50万円以上も抑えられるので、お近くの正規ディーラーで試乗して十分だと思ったら、その分の予算を純正ナビゲーションシステムや、電動パノラマスライディングルーフ(これが装備できるのは「The Beetle R-Line」だけなのだ)など、豊富なオプションやアクセサリに回すのも手だ。ボディ・カラーは限定モデル「ザ・ビートル デューン」で好評だったサンドストームイエローを含む全8色が用意される。

ピンク・カラーも1.4リッターの「The Beetle R-Line」も、今までのザ・ビートルにはなかった仕様だが、こうして登場したのを見れば、"こんなザ・ビートルが欲しかった"と思う人も少なからずいらっしゃるに違いない。ますます多彩なカブト虫の中から、是非お気に入りの1匹を見付けてほしい。


フォルクスワーゲン 公式サイト
http://www.volkswagen.co.jp/