Uber、空飛ぶタクシーの実現に向けた「Uber Elevate」計画を発表
Uberは、先日開始した公道における自動運転車による配車サービスだけでなく、陸上以外で交通サービスを実現する方法も検討しているようだ。同社が発表した98ページに及ぶ文書では、都市の渋滞を緩和するために垂直離着陸(VTOL)機を用いる計画が説明されている。

ただし、Uberは独自にVTOL機を製造しようと計画しているわけではなく、自動車メーカー、政府、地域の利害関係者、規制当局らと協力してそのようなサービスを実現したいと考えているようだ。同社はまた、航空機を用いるその将来的な交通サービスが、陸上で提供している現行のサービスよりも手頃な料金で提供可能になると見込んでいる。

Uberの試算によれば、カリフォルニア州サンフランシスコのマリーナから同州サンノゼのダウンタウンまでの費用は、VTOL機を使えば当初こそ129ドル(約1万3,500円)かかるものの、長期的にはわずか20ドル(約2,100円)にまで下げられるという。ちなみに同じ約70kmの区間を移動するのに、現在のuberX(自家用車による配車サービス)を使った場合の料金は111ドル(約1万1,600円)、uberXと公共交通機関を組み合わせた最も安い方法では31ドル(約3,300円)となっている。また、uberXを使った場合の移動時間は1時間40分だが、VTOL機ならわずか15分と大幅に短縮される。

航空機によるタクシー・サービスの計画を発表した企業は、Uberが初めてというわけではない。8月には航空機メーカーのエアバスが、通勤する人々をマルチプロペラの航空機で目的地に運ぶという「CityAirbus」計画を発表している。Uberは、今回明らかにした「Uber Elevate」が野心的な目標であると認識しているものの、今後10年以内にその新しい交通手段を実現させることを目指している。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー