アキュラ、「NSX GT3」を牽引する「MDX」のカスタムカーをSEMAに出展
Related Gallery:2017 Acura MDX SEMA concept

SEMAショーでは、ヒュンダイがビシモト・エンジニアリングと組んで1040hpにチューンした「サンタフェ」のように、馬鹿げたクルマほど称賛される。しかし、アキュラがカスタマイズした「MDX」はその手のクルマに当てはまらない。このクロスオーバーレーシングカー「NSX GT3」にマッチするようデザインされており、これを牽引するための専用トレーラーが付属する。アキュラは、MDXにNSXのV6エンジンを搭載するような物凄いカスタムをする代わりに、このレーシングカーのカラーリング、スプリッター、ウイングといった特徴的な部分をそっくり真似ることにしたのだ。

その結果、MDXと専用トレイラーはこんな仕上がりになった。ボディはホワイトを基調に、オレンジとブラックのアクセント。そして、まるで棚のような巨大なフロントスプリッターが路面ギリギリに装着されている。これがこのモデルに追加された唯一のエアロパーツなのだが、ベース車のバンパーとスプリッターの大きな隙間が滑稽に見える。他にパフォーマンス面でカスタムされているのは、低められたサスペンションくらいだ。しかし、このためスプリッターは性能を発揮する前に、路上に出る際の斜面で破損してしまうに違いない。

このMDXの怪しげなエアロ・カスタムを補完するために、専用トレーラーはリアに"ウイング"が装着されている。だが実際のところ、これはアキュラがウイングのように見せたエンド・プレートをポンと取り付けただけのようにも見える。トレーラーにはサイドのスプリッターを拡張したランボードも装着されており、これらはトレーラーを安定させるためのパーツなのだろうが、おそらく実際の効果はあまりないだろう。

もしアキュラに次回のためのヒントを提示するなら、MDXをミドシップに改造するか、強力なハイブリッド・システムを搭載するようなカスタムカーををお願いしたい。今回はその好機を逃したということになるだろう。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー