アップルがブラックベリー元社員を大量採用して車載ソフトウェアを開発中
アップル自動運転車のプロジェクトを保留にしたことは先日お伝えしたとおりだが、今度は自動車用のOS開発に方向転換し、その技術を自動車メーカーに売りたいと考えていると、自動車メディア『Automotive News』が報じている。アップルは、カナダにあるブラックベリー傘下の大手車載ソフト会社QNXから少なくとも24人以上のエンジニアを引き抜き、さらにソフトウェアのエンジニアを新たに雇用したと、匿名筋からの情報として伝えている。

同サイトによると、オンタリオ州オタワ郊外のカナタにあるアップルのオフィスでこのエンジニアたちは働いているというが、ここはQNXから歩いて数分の場所だ。QNXの元エグゼクティブは、アップルが同社のエンジニアを引き抜いたのは自動車用OS開発の経験があるためだとコメントしているが、なるほど納得のいく話だ。

アップルは以前にもQNXから引き抜きを行っており、今年7月にはQNXの当時のCEOだったダン・ダッジ氏を迎え入れた。同氏は、アップルの自動運転車プロジェクト「タイタン」新たに率いることとなったボブ・マンスフィールド氏の補佐役として抜擢されたという。匿名の情報筋はまた、アップルは最近になってQNXのシニア・エンジニアであったデリック・キーフ氏を雇用したと語った。

QNXは、アップルの「Apple CarPlay」やGoogleの「Android Auto」を自動車メーカーがインフォテインメント・システムに統合できるソフトウェアを開発している。このソフトウェアはそれ以外にも、コネクティビティやアプリ、その他の機能も提供しており、業界で広く使われているものだ。アップルがこの分野におけるエキスパートを把握し、今後も彼らに狙いを付けていくことは明らかと言えるだろう。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー