エアバス、2020年までに空飛ぶ自動運転タクシー「ヴァーハナ」の実用化を目指す
"ヴァーハナ(Vahana)"はサンスクリット語で"ヒンドュー教の神々が乗り物として使う動物"、あるいは"神聖な生き物"を意味する。簡単に言うと、"神の乗り物"だ。一方、米国カリフォルニア州シリコンバレーに置かれたエアバスの「A³」部門で「ヴァーハナ」といえば、完全自動運転機能を持つ電動の乗り物を指す。しかも航空機メーカーのエアバスと聞いて想像される通り、このヴァーハナは道路を走るのではなく、空を飛ぶ

A³は2017年末までに実寸のプロトタイプで飛行テストを行い、2020年までに実用化を目指すとのこと。「完全自動運転だから、可能な限り小型で軽量なモデルにできるだろう。また、製造コストも大幅に減るだろう」と同社のロディン・リアソフCEOは語っている。また、同氏は最終的な目標について「ヴァーハナの開発をきっかけに、主要テクノロジー分野をさらに前進させ、自動運転機能を持つ航空機の認可、操作における規制制度を発展させる。さらに、未来の『垂直都市』構想に繋がるエコシステムの促進を目指す」と述べている。



安全性も確保されているようだ。ヴァーハナは1人乗りの設計で、機体そのものに実装したバリスティック・パラシュートは高度が低いところでも安全に作動する。とはいえ、航空機の自動運転化には課題が山積みだ。規制に関する障壁も多いだろうし、莫大な開発コストが掛かることは言うまでもない。今後の展開を見守ることにしよう。


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー