大手移動体通信事業者のNTTドコモは、CEATEC2016に新しいパーキングシステムである「ドコモスマートパーキングシステム」を出展した。

都心では、慢性的に駐車場が不足しており、このシステムはその駐車場不足解消を目指したものとなっている。肝としては、従来の駐車場と比べ、設置費用を抑えて設置できるので、より多くの場所に駐車場を設置できるようになる利点がある。


まず、ドライバーとしてのメリットは、スマートフォンでリアルタイムに空き駐車場を検索、予約することができ、また、出庫すると自動的に清算され、料金をオンラインで決済できるというものだ。

一般的な駐車場の場合、事前にネットで空き情報を確認できても、実際にその駐車場に行ってみたら満車になってしまったり、満車だったところが1台出庫して空きになったりして、実際に駐車できるかできないかはタイミング次第といったことが多い。そういう面ではスマートフォンで予約できるメリットは非常に大きい。

支払いに関しては、カードが使えるところもあるが、買い物後に両手に荷物を抱えた状態で、雨の日に事前清算をしなければならない状況などもあり、オンライン決済できるメリットもうれしい。


駐車場を設置する側としては、このパーキングセンサーと、駐車場の入り口にゲートウェイを設置するだけで駐車場設備が出来上がってしまうというカンタンさが大きなメリットだ。

このパーキングセンサーは、車両の入出庫を検知することが出来る機器が搭載されており、電池で駆動するため、駐車場にしたい場所に設置するだけで、余計な電気配線などはいらない。

入庫した際に車両の情報を得て、実際に停車した駐車時間を検知した情報をゲートウェイに発信することで、オンラインでの自動精算に反映することが出来る。

ゲートウェイは、携帯電話が1台置いてあるようなイメージで、パーキングセンサーとの通信でのやり取りと、インターネットへその情報をUPするという機能を担う。

このようなシンプルな設備なので、ちょっとしたスペースを駐車場として活用したり、臨時で駐車場としたりすることもカンタンに出来るのだ。

2016年6月から実証実験を開始しているので、近い将来、駐車場を探し回るといった無駄な移動はなくなるかもしれない。

NTTドコモ 公式サイト
https://www.nttdocomo.co.jp/