吉利汽車(ジーリー)の新ブランド「LYNK & CO」、ボルボ車をベースにした共有可能なSUVを発表
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中国の自動車メーカーである吉利汽車(ジーリー)が、新ブランド「LYNK&CO」から初のクルマとなるコンパクトSUV「01」を20日に発表した。これはLYNK&COが2021年までに4車種の発売を予定しているラインナップの第一弾だ。同社が力強く主張しているように、この小型SUVは史上最高のコネクテッド・カーで、オープンなデジタル・プラットフォームを通していつでも誰とでも共有することができるという。何と大胆な発言だろうか。

このコンパクトSUVには、ボルボの小型車用プラットフォーム「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)」が採用されている。LYNK&COが今後発売する予定のセダン、ハッチバック、クロスオーバーなどのクルマにも同じプラットフォームが使われる見込みだ。エンジンもボルボ製の1.5リッター直列3気筒と2.0リッター直列4気筒を搭載。いずれもデュアルクラッチ式トランスミッションが組み合わされ、前輪または4輪を駆動する。この01を含め、同ブランドの全モデルはハイブリッドまたはプラグインハイブリッド車となり、今後は完全な電気自動車も登場する可能性がある。



このクルマにはオープン・デジタル・プラットフォームが採用されており、これを活用してサードパーティの開発者が同車向けアプリを作成できる。マイクロソフトや、中国の電子商取引企業、アリババ・グループが、このSUVに搭載されたネットワーク接続機能を利用するソフトウェア・サービスの提供を表明している。このオープンなプログラミング環境には、LYNK&COのクルマ同士でお互いのデータを共有できる車両間コミュニケーションも含まれるという。

また、カーシェアリングも01の重要な特徴となっている。それはLYNK & COがこのコンパクトSUVに購入あるいはリースという従来の選択肢以上のものを持たせたいと考えているためだ。デジタルキーとスマートフォン用アプリの採用により、自分がクルマを使っていないときには他の人にレンタルすることが可能となる。つまり『Airbnb(エアビーアンドビー)』のクルマ版だ。また販売については、テスラと同様の方法を検討しているらしい。大半はオンラインによって行い、それ以外は自社所有の店舗で、直接顧客に販売する。LYNK&COは、ディーラーを排除することによって価格を抑制したい考えだ。

変わった名前を持つ01だが、その独特なエクステリアのスタイリングはボルボの「コンセプト40.1」のデザイン・エッセンスを感じさせる。サイズは日産「ローグ」と同程度になるようだ。LYNK&COは仕様の全てをまだ発表していないものの、パノラマルーフ、ワイヤレス充電、ボイスコントロールを搭載した10インチの大型タッチスクリーンを装備する。また、ボルボ製コンポーネントを利用するもう一つの恩恵として、同社の多岐にわたる安全機能があり、これがまた01の魅力にもなるに違いない。01は2017年に中国、翌2018年に欧州、その後まもなく米国で販売が開始される予定だ。



By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー