ラスベガスで開催された「バレットジャクソン・オークション」の落札金額トップ5
今年で45周年を迎えた世界最大級の名車オークション「バレットジャクソン・オークション」はお祝いムード一色だ。2008年から開催地に加わり、今年で9回目となる米国ネバダ州ラスベガスで行われた同オークションでは、総額でおよそ3,250万ドル(約33億8,000万円)を売り上げ、45周年の最後を飾るにふさわしい内容となった。高額で落札されたクルマのベスト5をご紹介しよう。

第5位:2012年型ロールス・ロイス「シルバー・ゴースト セダン "ポーンスターズ"」

ラスベガスには様々なスターや有名人が暮らしている。リアリティ番組『アメリカお宝鑑定団ポーンスターズ』のリック・ハリソンもその1人だ。このテレビスターのロールス・ロイス「シルバー・ゴースト セダン」は、18万1,500ドル(約1,890万円)で落札され、5位にランクインした。

V12エンジンを搭載する同車の走行距離は3万マイル(約4万8,280km)に満たず、パノラマサンルーフや、ローズウッドが貼られたダッシュボードとドアパネル、リアビューモニターなど、ラグジュアリーな装備が満載だ。ハリソンのネームバリューも落札価格に一役買ったことは確かだろう。


第4位:2009年型モスラー「MT900GTR ツインターボ カスタム プロトタイプ "IAD Land Shark"」

生産台数が少ないモスラー「MT900GTR」でも特に希少なのが、今回出品された2009年型モスラー「MT900GTR ツインターボ "IAD Land Shark"」だ。当初「Mosler Photon」のプロトタイプとして製作されたこのクルマは、Intense Automotive Design(IAD)の研究開発プロジェクトで2万時間が費やされた。このことを考えると、22万ドル(約2,290万円)はお買い得と言えるだろう。

バレットジャクソンの説明によれば、同車に搭載された6.5リッターのツインターボ・エンジンは最高出力3,000hpを発揮するという。もし、それでも驚かないというのなら、車両重量がわずか790kgに過ぎないということも付け加えておこう。新しいオーナーがこのとんでもないスーパーカーをコントロールできることを願いたい。


第3位:2008年型ダッジ「ヴァイパー SRT/10 ハースト 50th アニバーサリー #2 コンバーチブル」

ダッジ「ヴァイパー」2017年モデルイヤーを最後に生産終了となることを知った時、我々はこのスポーツカーのレアな特別モデルは高騰するだろうと思ったが、その直感は正しかったようだ。2008年型ダッジ「ヴァイパー SRT/10 ハースト 50th アニバーサリー コンバーチブル」は22万ドル(約2,280万円)で落札された。これは限定50台のみが販売されたクーペとコンバーチブルの中で、2番目に製造された(コンバーチブルとしては1番目)個体である。

他の48台がブラックまたはホワイトのペイントにゴールドのストライプであるのに対し、最初に生産された2台は、ゴールドのボディにブラックのストライプが引き立つカラーリングが施されている。このコンバーチブルはサーキット走行に最適な装備も充実している。


第2位: 1967年型フォード「シェルビー GT500SE スーパースネーク」

フォード「シェルビーGT500 スーパースネーク」は説明不要のクルマだろう。中でも、ライリー・パフォーマンス・モーターカーズが手掛けたこの1967年型「シェルビー GT500SE スーパースネーク」は、シェルビーと正式なライセンス契約を交わした同社がキャロル・シェルビーと共同で開発した非常にレアなクルマである。これまでたったの4台しか存在しておらず、このクルマがそのうちの1台だという。それを考えると、27万5,000ドル(約2,860万円)という落札額はとても低く感じられる。

このマッスルカーは、790馬力を発揮するスーパーチャージャー付きビッグ・ブロックのV8エンジンとトレメック製5速MTを搭載。マスタングの最高落札額には至らなかったにせよ、注目されて当然のクルマと言えよう。


第1位: 1969年型フォードマスタング「BOSS 429」

バレットジャクソンのラスベガス・オークションで最高値を付けたクルマも、やはりフォード「マスタング」だった。しかし、もちろんただのマスタングではなく、1969年型「マスタング BOSS 429ファストバック」だ。オリジナルのオーナーによって出品された同車の走行距離は2万1,400マイル(約3万4,440km)。落札額が35万7,000ドル(約3,720万円)にまで上ったことも何ら不思議ではない。

このマスタングは、429立方インチ(7.0リッター)のV8エンジンに4速MTを搭載し、加えて新車で購入された日付入りの書類まで付属する。


チャリティー: 2015年型「ラム2500コマンド・タクティカル・エディション」

バレットジャクソンのラスベガス・オークションは、チャリティーとして出品された5台が落札されて幕を閉じた。その中で最も高値を付けたのは、2015年型「ラム 2500 コマンド・タクティカル・エディション」で、収益の25万ドル(約2,600万円)が「Benefits Camp Southern Ground」に寄付された。

他にも、1962年型シボレー「コルベット CRCコンバージョン」が20万ドル(約2,080万円)で落札され「Carrington Charitable Foundation」へ、2017年型「シェルビー GTE ファストバック」の落札額15万ドル(約1,560万円)が「Grant A Gift Autism Foundation」へ、2016年型インディアン「チーフ ジャック・ダニエル150thアニバーサリー」の落札額15万ドル(約1,560万円)が「Operation Ride Home」へ、1967年製シボレー「ノヴァ・カスタム・ハードトップ」の落札額10万ドル(約1,040万円)が「West Springs Hospital Building Sanctuary/Rebuilding Lives Project」へ、それぞれ寄付された。

チャリティに寄付されたこれら5台の総額は85万ドル(約8,850万円)に上った。


By Autoblog Staff
翻訳:日本映像翻訳アカデミー