アストンマーティンとレッドブルが共同開発した「AM-RB001」のさらなる情報が明らかに
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アストンマーティンの「AM-RB001」は、未だかつてない究極のハイパーカーになりそうだ。空力の天才と言われるレッドブル・レーシングのテクニカル・ディレクター、エイドリアン・ニューウェイ氏が『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙のダン・ニール記者とのインタビューで語った一連の最新コメントから、そんな印象を受けた。

このインタビューで、ニューウェイ氏は多くの興味深い情報を提供してくれているが、まずはこのAM-RB001が恐ろしいほどのポテンシャルを秘めていることを簡単に紹介したい。この新しいハイパーカーは0-200mph(約322km/h)まで約10秒で加速、大型ブレーキによってそこから停止するまでにかかる時間はその半分だ。つまり、0-200-0mph(静止状態から時速322kmまで加速し、再び静止状態になるまでに要するタイム)はわずか15秒ということになる。それだけの制動力を発揮するには肉体的苦痛が伴うだろう。AM-RB001にはいくつかのバリエーションが用意される見込みだが、中には約2トンものダウンフォースを発生させるモデルもあるという。それでもコーナーで掛かる4Gの遠心力に耐えて車体を路面に張り付けておくには足りない感じた人には、このクルマに装備されるアクティブ・サスペンションは他のどのクルマよりもグラウンド・エフェクトが効果的に得られると、ニューウェイ氏がほのめかしていたことを申し添えておこう。

「私はサウサンプトン大学で航空工学を学びました。1979年から1980年にかけて取り組んだ最終学年のプロジェクトは公道車とスーパーカーに適応するグラウンド・エフェクトの空気力学に関するものでした」とニューウェイ氏はニール記者に語っている。

性能に関するスペック以外にも、ニューウェイ氏はAM-RB001の優れた点について幅広い疑問に答えている。例えば、アストンマーティンとレッドブルは、これまでの記録を塗り替える性能を秘めたこのハイパーカーを175台製作する予定で、公道仕様モデルは150台、サーキット専用モデルは25台になるという。つまり、後者が2トンのダウンフォースを享受でき、またコーナリングで4Gを発生するクルマだ。とはいえ、おそらく路上でAM-RB001と遭遇する可能性は限りなくゼロに近いだろう。購入したいという方は、少なくとも3億円の資金が必要だ。

ニューウェイ氏はアストンマーティンのチーフ・デザイナーであるマレク・ライヒマン氏と、このプロジェクトの監修を務めるスペシャル・プロジェクト&モータースポーツ部門のディレクター、デビッド・キング氏と共に、AM-RB001についてのさらなる詳細も明らかにしている。3億円のハイパーカーにまつわる哲学やデザインの原理などを知るためには、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の購読料を支払う必要があるが、一読の価値は大いにある。



By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー