強奪したリムジンの中から動画を生配信して逮捕状を出された、間抜けなカージャック犯たち
今月10日、リムジン運転手を殴って盗んだクルマを乗り回し、その一部始終を撮影した動画をSNSに投稿したクリーブランドの3人組カージャック犯に逮捕状が請求された。

米国オハイオ州のローカル情報サイト『Cleveland.com』によると、リムジン運転手で州兵に属するブランドン・リンチ氏は10月6日、インディアンス対レッドソックスの地区シリーズ第1戦を観戦する予定の1組のカップルを、オハイオ州ニューフィラデルフィアからクリーブランドまで、自身の運転するリムジンに乗せた。プログレッシブ・フィールドで彼らを降ろした後、軽食をとって試合が終わるのを待つため、2001年型リンカーンのストレッチリムジンを走らせて、カーネギー・アベニューとイースト30thストリートの交差点にあるマクドナルドに向かった。

駐車場の車内で軽食を済ませたリンチ氏が、外の空気を吸おうとクルマから降りると、自転車に乗った3人組の少年が近付いてきた。そして、そのうちの1人がドライブスルーをするのにリムジンに乗せてほしいと頼んできたのだ。

「冗談だと思い、笑ってしまった。そんな風に誰でもリムジンに乗せるということはできないからね」と、リンチ氏は同サイトに語っている。

リンチ氏が断ると、3人組は突然彼に襲い掛かり、彼の首を絞め、殴る蹴るの暴行を加えた。そして、リンチ氏のポケットからキーを抜き取り、そのままリムジンで走り去ってしまった。

翌日、クリーブランド在住のジェシー・ヴァーナーは仲間のタイワン・フィルポット、ノーマン・ヘンリーと共に、盗んだリンカーンの車内で、90年代に流行ったヒップホップ音楽のプロモーションビデオを真似た映像を撮影し、Facebookに投稿。彼らは、街を走りながらマリファナを吸い、大量のビールをがぶ飲みし、さらにサンルーフから頭を突き出す様子をネット上に投稿したことで足が付いた。挙句の果てにクルマを衝突させ、その場から逃げ去った。

動画と現場に残された自転車から採取したDNAサンプルを証拠に、クリーブランド警察は3人の逮捕状を請求した。犯罪歴のある彼らは警察当局でもよく知られた人物で、現在も逃亡中とのこと。

重い脳しんとうを起こし車も失ったリンチは、この事件のポジティブな側面に目を向け次のようにコメントを残している。 「悪い事ばかりではなかった。試合ではインディアンスが勝ったのだから」。


By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー