レクサス、再び電気自動車をやり玉に
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レクサスは、ガソリンや水素燃料を補充するよりもバッテリーを充電するほうが大変であると強調し、電気自動車を再び標的にしているようだ。昨今の流れとは違う方向へ向かっているように感じるが、このトヨタの高級車ブランドは、ハイブリッド車の販売に自信があるのだろう。

米国のエコカー専門情報サイト『Green Car Reports』は、レクサスのハイブリッド車の公式ウェブサイト上に「常に充電され、いつでも準備完了」というスローガンが掲げられたと報じている。これは、トヨタが力を入れていない純粋な電気自動車へのあからさまな攻撃と言え、ハイブリッド車は「プラグインする必要がない」こともサイト上で言及されている。

もちろん、これが負け惜しみの気持ちによる可能性もある。9月末までの米国におけるレクサスのハイブリッド車5モデルの売上は、前年同期と比べて17%減少し、販売台数は約2万1,500台となった。9月の売上は特に厳しく34%減となり、販売台数は約1,800台にとどまっている。一方、電気自動車全般の販売は好調で、第3四半期には記録的な売上を記録したと思われる。"思われる"と述べたのは、テスラは米国における売上の内訳を公表しておらず、また電気自動車のみの販売台数を明らかにしていない自動車メーカーもあるからだ。しかし、我々の計算によれば、第3四半期の売上は約3万6,000万台で、前年同期比38%増となるはずである。

レクサスは現在、燃料電池自動車を販売していないが、大型セダン「LS」の燃料電池バージョンを発売する可能性はある。もちろんトヨタは水素燃料自動車「MIRAI(ミライ)」を販売しており、今年は約710台を売り上げている。

レクサスは以前にもこのような行動を取ったことで知られている。2014年には電気自動車の充電時間が長いことを強調したキャンペーンを行ったが、電気自動車ユーザーの団体「プラグイン・アメリカ」から抗議を受け、不快な表現があったことを謝罪。ハイブリッド車の広告内容を見直すと述べていた。今回は電気自動車を直接貶めているわけではないので、謝罪する事態になるとは思わないが、だからといってこれが賢い戦略とも思えない。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー