メルセデス・ベンツ、「S 550 e」の2018年モデルよりワイヤレス充電システムを採用
昨年5月、クアルコム(Qualcomm)社とダイムラーはワイヤレス充電が可能な電気自動車(EV)の開発のために戦略的協力関係を結ぶという発表を行ったが、そのパートナーシップがついに実を結んだ。メルセデス・ベンツは、プラグインハイブリッド「S 550 e」の2018年モデルから、クアルコム製ワイヤレスEV充電(WEVC)システムをオプション装備として提供する。同車はメルセデスにとってワイヤレス充電を採用する初のプラグイン車となる(アフターマーケット品では、人気のEV向けワイヤレス充電システムが数年前から提供されている)。

クアルコムのWEVCシステム「Qualcomm Halo」は、フォーミュラEのセーフティーカーをつとめたBMW「i8」に搭載されて注目を浴びた。S 550 e に搭載される3.6kWhの充電システムはクアルコムが実際に製造するわけではなく、同社からライセンスを受けたパワー・エレクトロニクス関連の一次サプライヤーが製造する。これを装備したS 550 eは、地面に設置されたパッドの上に駐車するだけで充電が開始される。従来のプラグを接続する有線式充電と比べると、その効率は約90%であるという。

さらに注目したいのが、クアルコムのプレスリリースに書かれたコメントだ。同社は、このワイヤレス充電が「自動運転車を完全に"自律"させる重要なステップ」であると述べ、なぜなら「自動で再充電できないクルマを"自律運転とは言えない"」と付け加えている。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー