リンスピード、アットホームな空間に多様な機能を備えたコンセプト「オアシス」を発表!
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スイスの自動車メーカー、リンスピードは今年もCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で新型コンセプトカーを発表する。この「オアシス」と名付けられたモデルは、同社がこれまでに生み出した「Ʃtos」や「Budii」、「エクスチェンジ(XchangE)」といったコンセプトと同じように、自動運転機能を搭載した電気自動車だ。

小型で後輪操舵機能を備えることから、非常に小回りが利くオアシスは、街中を縫うように走る都会生活者向けのコンセプトカー。エクステリアは大部分がガラス製で、ルーフには大型のソーラーパネルが設置されており、前輪は全体が覆われたデザインとなっている。同社によれば、このデザインは映画『スター・ウォーズ』のR2-D2を彷彿させるとのことだが、我々はあのロボットの方がずっと可愛らしいと思う。

インテリアはあらゆる意味でコンセプトカーらしさが満載だ。乗員はリビングルームに着想を得たという車内に迎え入れられる。そこは「オアシス」の名が示すように、従来の自動車とは一線を画している。アームチェアやテレビ、さらに芝生を敷いた小さな前庭まで備え付けられているのだ。大型のフロントガラスは拡張現実/仮想現実用のスクリーンとしても用いられる。乗員がオアシスを実際の家の部屋と間違えないように、あるいはこれを動かしたくなったときのために、おまけとしてマルチファンクション・ステアリングホイールも装備されている。

さらに、リンスピードは自動運転電気自動車へのこだわりを示すために、このコンセプトには温冷機能の付いたカーゴドロワーを内蔵して、多目的にカーシェアができるようにも設計されている。つまり、社員が通勤にこのクルマに乗って会社に着いた後には、配達員が食品や荷物を積んでこれを使うことを想定しているわけだ。

コンセプトの段階ではあるが、同社の創設者であるフランク・リンダークネヒト氏はオアシスが少し「普通でない」と思っている。とはいえ、同氏はこのコンセプトが現在流行している大型SUVに立ち向かう一助になることを望んでおり、この点に関しては我々も応援できそうだ。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー