ルノー、電気自動車「ZOE」の自動運転テストを中国で開始
ルノーは先月、パリ・モーターショーで電気自動車(EV)「ZOE」の1回の充電で走行可能な航続距離が400kmに伸びたことを発表した。そして今回、ZOEはその航続距離の大半を自動運転で走れるようになるらしいとの話が聞こえて来た。まったく、技術の進歩とは素晴らしいものだ。

自動車メディア『Automotive News China』によると、東風ルノーは11月から中国の武漢市で自動運転のテストを開始するという。東風ルノーは2013年に設立された東風汽車とルノーの合弁会社。このテストは、同社が武漢市蔡甸区に自動運転モデル地区として有する2㎞前後の道路で行われるとのことだ。自動運転技術の試行場所に中国を選んだのは正解だろう。自動運転車の魅力の1つは、渋滞中の運転や操作をクルマに任せ、ゆったりと座っていられることだからだ。

中国でこのようなテストが実施されると発表されるのは、少なくともこれで2度目だ。今年初めには、ボルボが中国で最大100台の自動運転車をテスト走行させると公言している。ただし、ボルボも東風ルノーも、テストの詳細なプロセスについては明かしていない。

バッテリーがアップデートされたZOEの400kmという航続距離はNEDC(新欧州ドライビングサイクル)に基づく数値であり、ルノーによれば現実の路上では300km程度になるという。それでも、2万3,600ユーロ(約275万円)からという価格で買えるEVとしては立派な性能だ。ただし、バッテリーはリース制となるため、少なくとも月々69ユーロ(約8,000円:走行距離7,500km/年まで)を別に支払う必要がある。

ルノーは2013年、ZOEのプラットフォームを基にした自動運転車のプロトタイプを「Next Two」と名付け、開発を開始した。東風ルノーは同社最初のモデルとなる「カジャール」を今年3月から販売。年内にはクロスオーバーの「コレオス」も中国国内で売り出される予定だ。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー