プラハのデザイナーが3Dプリンタを使って電気自動車を製作 コストは約130万円!
チェコ共和国プラハに住む建築家でデザイナーのぺテル・フラデック氏が、3Dプリンターを使って100%電気で動くシティー・カーを製作したと、電気自動車やクリーン・エネルギー関連の情報サイト『Electrek』が、チェコの『Hybrid』に掲載された記事を基に紹介している。YouTubeにアップされた約1分の動画では、フラデック氏が小さなクルマを発進させ、やや長めの、しかも坂道のドライブウェイを走行している様子を見ることができる。

この「4ekolka」と呼ばれるクルマは、容量9.6kWhのバッテリーを搭載し、1回のフル充電で200kmの距離を走行可能。最高速度は55km/h。多くのEVが200~300Whの電力量を消費するのに対し、同車はその半分ほどで済むという。このプロトタイプを製作するのに掛かったコストは30万チェココルナ(約130万円)程だとか。使われている素材や、製作時間などは明らかにされていない。フラデック氏はプラハの街でテスト走行しているそうだが、上部がガラスの気泡のような形の2トーンで塗られたユニークなクルマは、多くの人から好奇の目で見られていることだろう。

3Dプリンターでクルマを作るというコンセプトは、以前より現実味を帯びてきており、突飛な発想ではなくなりつつある。今年6月、ダイハツは3Dプリンタ・メーカーの「Stratasys(ストラタシス)」、インダストリアルデザイン企業「znug design(ツナグ デザイン)」の根津孝太氏、3Dクリエイターのソン・ジュンジェ氏と提携して、軽オープンカー「コペン」のドレスアップ用パーツを製作すると発表した。このパーツはストラタシス製の「Fortus Production 3Dプリンタ」を使って、高い耐久性と紫外線抵抗性を備えたASA熱可塑性樹脂で作製される。

そして、世界で初めて3Dプリンターでクルマを製作したとされるローカル・モーターズも忘れてはいけない。2015年の北米国際自動車ショーで発表された「ストラティ」と呼ばれる小型電気自動車は、1台を作り上げるのに44時間を要するという。5万3,000ドル(約550万円)からという価格で販売予定で、同社によれば最初の納車は早ければ2016年末頃になるということだった。



By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー