【パリモーターショー2016】アウディ、TCRシリーズ参戦用レースカー「RS3 LMS」を公開
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アウディは、現在開催中のパリ・モーターショー2016で400馬力の高性能コンパクト・セダン「RS3 セダン」を発表したが、実はそれよりさらにぶっ飛んだモデルも公開されている。この「RS3 LMS」は、市販車のRS3からレース出場に必要な装備を施し、不要なパーツを取り去ったホモロゲーション・モデルで、本物のレーシングカーでありながら、比較的手に入れやすい価格を実現した。

この"比較的手に入れやすい価格"というのが重要な部分になってくる。これは「R8」や「RS」シリーズのような公道用の高性能市販車から「R8 LMS」を含むモータースポーツ用車両まで手掛けるアウディの新しいスポーツ・ブランド、アウディ スポーツが仕立てたマシンで、2015年からスタートしたツーリングカー・レース・シリーズ「TCRインターナショナル・シリーズ」参戦用に開発された。価格は、クラブスポーツ・バージョンなら9万9,000ユーロ(約1,150万円)、6速シーケンシャル・トランスミッションを装備するTCRバージョンでも約12万9,000ユーロ(約1,500万円)と、FIA規定に準拠したファクトリーチューンのマシンであることを考えれば決して高くない。



この金額でアウディのホットなレースカーが手に入るのだ。写真を見ても分かる通り、RS3 LMSはベースとなったセダンよりもワイドだが、全体的にはコンパクトにまとまっている。レースカーに欠かせない巨大なリアウイングや大型フロントスプリッターを装備し、エキゾーストは見た目にもクールなセンター出しに変更された。インテリアは公道走行用の加飾が取り去られたため、金属や樹脂製パーツが剥き出しになっている。

エンジンは公道用の新型2.5リッター直列5気筒ターボ・エンジンから、フォルクスワーゲン製2.0リッター4気筒ターボ・エンジンに換装。最高出力330psを発生し、0-100km/hまで4.5秒で加速するという。



TCRシリーズの2017年シーズン開幕に間に合うように、今年12月にはカスタマー・チームのもとに届けられる予定だ。来年はサーキットで血縁関係にあるフォルクスワーゲン「ゴルフ TCR」や、オペルの「アストラ TCR」を相手に戦うことになる。

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By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー