【全日本模型ホビーショー】タミヤ、新型ホンダ「NSX」のRCカーを発売!
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9月23日~25日に開催された全日本模型ホビーショーで、タミヤホンダ「NSX」の実車と共に新製品の電動RCカーとプラスティック・モデルを展示した。

複雑な造形は再現することが難しいRC(ラジオ・コントロール)カーを、実車と並べて展示したのはタミヤの自信の表れだろう。ポリカーボネートの素材から型で押し出すことによって製作するRCカーのボディは、"でっぱり"はともかく、"絞り込み"が難しい。というわけで、クルマの場合はボディ・サイド下部などがどうしても緩慢な形状になりがちだ。タミヤで開発に携わった方のお話によれば、実車を再現するにあたり、やはりその辺りが最も苦労されるという。しかもシャシーは他の車種と共有するため、トレッドやホイールベースが決められている。そんな多くの制約の中で、それでも「ちゃんとNSXに見えるように、実車の雰囲気をできるだけ再現しながら、あわよくば実車よりもカッコ良く見えるように(笑)」デフォルメを加え、デザインされているそうだ。さらに「RCカーの場合、走ってナンボなので」、実車同様にシビアな空力の調整も必要になるという。



特徴的なヘッドライトや、ボディ各部に開けられたダクトのメッシュは、付属のステッカーで再現されている。前後バンパーとウインドウ周りの黒い部分も用意されたステッカーを貼るだけで、複雑な塗り分けは必要ない。ステーの長いサイドミラーは樹脂製の別パーツ。エンブレムはホンダとアキュラから選べる。1/10スケールということで、全長は438mm(ちなみに実車は4,490mm)。



シャシーは実際のNSXと同じく4輪駆動の「TT-02」を採用。ただし、V6エンジンに加えモーターを3基も搭載している実車と異なり、RCカーではミドシップに積まれたモーターが1つだけ。シャフトドライブによって前輪にも駆動を伝える。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン。シャシーと同様に他車と共有するホイールは専用品を製作するというわけにはいかないそうだが、キットに含まれるメッシュタイプのホイールはNSXにもよく似合っている。もちろん、他にも多くのホイールが別売りされているので、好みのデザインに交換することも可能だ。純正アクセサリのホイールが1本40万円もする実車と違って、RCカーなら4本で数百円から千円程度。気軽に履き換えられるのが楽しい。



NSXのRCカーは、組み立て式キットとして10月15日に発売される予定で、価格は消費税別1万2,000円。走らせるためには他にプロポと呼ばれる送受信機などのセットや、バッテリーを別途購入する必要がある。組み立てや塗装が面倒という方には、パールホワイトに塗装済み完成車の「XB(エキスパート・ビルド)」シリーズも遅れて販売される。こちらはRC用機器やバッテリー、充電器までセットで税別2万5,800円となっている。付属品の価格を考えれば、プロによる組み立てや塗装はタダみたいなものなので、取り敢えずRCカーを初めてみようかと思った方にはお勧めできる。それを意のままに(とはなかなかなりませんけど...)走らせる悦びを知り、物足りなく感じて来たら、豊富なチューニング・パーツを組み込んだり、あるいはNSX以外のクルマにボディを載せ換えたりしながら長く楽しめるはず。スケール・スピードに換算すれば実車より速いRCカーでは、デザインの異なるボディに換えると空力特性の違いがはっきりと体感できるそうだ。



興味を抱かれた方は、初心者向けガイドのページも充実したタミヤの公式サイトをご覧いただきたい。Autoblog記者によるRCカー体験記もご参考までに。