プジョー、最新のオフロード・ラリー用マシン「3008 DKR」を公開
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プジョーの長く輝かしいモータースポーツの歴史は、特にオフロード・レースで圧倒的な戦績を残してきた。もちろん、F1ではエンジンのサプライヤーとして参入したし、ル・マン24時間レースでアウディと対決したのも、それほど昔の話ではない。しかし同社は、世界ラリー選手権(WRC)やパイクスピーク、ダカールラリーなど、オフロード・レースに最も力を注いでいる。そして現在開催中のパリ・モーターショーに展示されているのが、前回のダカール・ラリーで優勝した「2008 DKR」の勢いを受け継ぐ最新のオフロード・マシンだ。

プジョーはこの最新型ラリーカーを「3008 DKR」と呼んでいるが、同じパリ・モーターショーの会場に展示されている新型クロスオーバーSUVの「3008」とは全く別物に見える。環境性能に優れた2.0リッター直列4気筒ディーゼル・エンジンをフロントに搭載する代わりに、3008 DKRでは3.0リッターV型6気筒ツインターボ・ディーゼルをドライバーとナビゲーターの後方に搭載。新たなダカール・ラリーの規定変更により、リストラクターの径が昨年の39mmから38mmに小さくなったため、最高出力は20馬力程度落ちているそうだが、その発生回転数を下げたことで乗りやすくなっているという。320馬力ほどと見られるパワーは6速シーケンシャル・レーシング・トランスミッションを介して後輪のみを駆動する。トラベルの長い特徴的な前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションは、ジオメトリが見直され、各輪に2本ずつ備わるダンパーも改良されているという。

チーム・プジョー・トタルは、伝説のラリー・ドライバー、カルロス・サインツとルーカス・クルスがステアリングを握る3008 DKRを、10月1日から7日まで開催されるモロッコ・ラリーに出場させる。同車がこのレースでデビューを果たすのは、地上で最も荒く、難しい地形における総走行距離5,000kmに及ぶ2つのテスト・セッションの後になる。もちろん、最終的な目標は2017年1月のダカール・ラリーで2連覇を達成することだ。




By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー