【ビデオ】テスラのオートパイロット、最新版は警告を無視して手放し運転を続けていると機能停止に
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自動運転システム「オートパイロット」の向上に努めるテスラモーターズは、その指示に従うように促すことで、ドライバーが持つ責任の比重を大きくすることにしたようだ。最新の「ソフトウェア アップデート8.0」では、ドライバーの不注意でオートパイロットが責めを負うようなケースを確実に減らそうとしている。オートパイロットの警告がより分かりやすくなったことに加え、ドライバーがそれに従わない場合には、自動運転機能の一部を停止させるようになったのだ。テスラに関する情報サイト『Teslarati』の表現を借りれば、これは野球のルールのように"3ストライクでアウト"、度重なる警告を無視したドライバーは、オートパイロットが使えなくなってしまうらしい。

下の動画からも分かるように、オートパイロットを起動させるとまず、正面のディスプレイ下部に「両手をハンドルに乗せ、いつでも操作できるように備えてください」というメッセージが表示される。その警告を無視し、ハンドルから手を離したまま走り続けると、数分で(映像では4分半ほど)ディスプレイの縁が発光し始め、ドライバーに「ハンドルを握ってください」と注意喚起。それでもそのまま走行し続けると、3度にわたってアラームが鳴り、「自動ハンドル機能が使用できなくなりました。ハンドルを握りマニュアル走行してください」というメッセージが表示される。

その後この"お小言"はなくなり、一度停車してパーキングモードに切り替えると、再走行時にはオートパイロットが復活する。多分、その頃には"オートパイロットの警告を無視すればこうなる"ということをドライバーも学習しているはずだ。

テスラはこれまでにも様々な形で、オートパイロットは全能ではなく、ドライバーはいつでも運転できるよう準備しておく必要がある、と訴えてきた。過去にテスラ車が起こした衝突事故では、2度の死亡事故を含み、オートパイロットの影響が疑われている。同社の自動運転技術に対する世間からの風当たりや疑念、そして批判が増す中で、テスラがオートパイロットの機能向上だけでなく、その限界を明らかにし、ドライバーも一定の責任を負う必要があることを強調していく姿勢は十分に理解できるものだ。




by John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー