ロータス「3-イレブン」は、同社史上最速の量産モデルである。およそ1年前、ロータスはサーキット走行に照準を合わせたこのオープントップのマシンを"グリーン・ヘル"と呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)へ送り出し、その速さを証明しようと試みた。そして、3-イレブンは7分06秒というラップタイムを記録したと、ロータスは主張している。遅ればせながら、そのオンボード映像が公開された。

3-イレブンの性能については疑う余地がない。コクピットから撮影された2つの映像には、見事なスピードで数々のポルシェ追いかけては抜き去っていく様子が映っている。

ロータスがどのように記録を更新したかについては議論があるものの、同社によると、3-イレブンは日産「GT-R NISMO」よりは速かったが、ランボルギーニ「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ」よりわずか4秒遅かったという。なお、今年はじめにはドイツの自動車雑誌『Sport Auto』が、3-イレブンをF1ドイツGPの開催地としても知られるホッケンハイムリンクのショート・サーキットに持ち込んで新記録を樹立し、これまでポルシェ「918スパイダー」が保持していた最速記録を塗り替えた。

乾燥重量わずか1,962ポンド(約890kg)の3-イレブンは、ロータスの伝統に則り、強大なパワーよりも軽量構造に重点を置いて設計されている。とは言え、スーパーチャージャー付き3.5リッターV型6気筒エンジンは最高出力450hp、最大トルク45.9kgmと、ロータスの市販車では史上最もパワフルだ。0-60mph(約96.6km/h)加速は3.0秒を切り、ロータスのテスト・コースでは「エヴォーラ400」より10秒も速いラップ・タイムを記録したという。今回、3-イレブンのステアリングを握ったレーシング・ドライバーのMarc Bassengは、ニュルブルクリンクのコースが空いていればもっと速いタイムを出せただろうと語っている。映像を見たら、彼の主張に同意せざるを得ない。






By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー