フォルクスワーゲンの電気自動車コンセプトは、テスラとBMW「i3」を組み合わせたような外観に
電気自動車(EV)事業に移行しつつあるフォルクスワーゲン(VW)は、今月29日から開催されるパリ・モーターショーで次世代型EVを発表する。先日公開されたティーザー画像に続き、今度は全体像が分かるスケッチが披露された。

このEVは、テスラのフェイスレス・グリルとBMW「i3」全体的な形を組み合わせたような未来的な外観だ。5ドアのハッチバックで、後部座席のドアはスライド式。長く伸びたリアのルーフラインはテールゲートから突き出しており、斬新なライトがボディのあちこちに装備されている。VWの「ゴルフ」に似たこのEVは、テスラの「モデルS」や、米国では2017年下旬から発売が予定されている「モデル3」よりも小さく思われることから、むしろi3のライバルとして市場に投入されるのだろう。

このEVコンセプトは「新時代のEV」として開発され、今後のVWラインナップにも影響を及ぼす見込みだ。市販化される際には、VWグループの「MEB(モジュラー・エレクトリフィケーション・キット)」と呼ばれる新プラットフォームを初採用するモデルとなる。

同社BEV(バッテリー式電気自動車)シリーズ・グループのクリスティアン・ゼンガー代表は、このEVの航続距離が400~600kmの間になるだろうと今月初めに話していた。同氏によれば、VWでは2025年までに毎年200~300万台のEVを売りたいと考えているそうだ。

スケッチを見る限りでは期待できそうだが、VWの非常に高い目標を達成できるかどうかは、実物の見た目と現実世界におけるパフォーマンスにかかっている。まずは実車の公開を楽しみに待つことにしよう。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー