フェラーリ、「GTC4ルッソ T」を発表 V12エンジンと4輪駆動からV8ターボと後輪駆動に変更
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フェラーリは、「カリフォルニア T」に続くターボ・モデルとして「GTC4ルッソ T」を新たにラインアップに追加すると発表した。同車は4シーター4輪駆動の「GTC4ルッソ」と同じボディだが、V型8気筒ターボ・エンジンを搭載した後輪駆動となっている。

GTC4ルッソ Tは車名にターボを意味する「T」が加わったほか、ボディの内側に多くのアップデートが施されている。パワートレインは、6.3リッターV型12気筒自然吸気エンジンに代わり、ツインターボチャージャー付き3.9リッターV型8気筒エンジンを搭載。この新しいエンジンは、カリフォルニア Tに搭載されているものと同型だが、最高出力610ps/7,500rpm、最大トルク77.5kgm/3,000〜5,250rpmと、若干パワーアップされている。GTC4ルッソのV型12気筒エンジンと比べると、最高出力は80ps下回るものの、最大トルクでは6.4kgm上回る。

最高出力が下がったことでグレードダウンしたと思う方もいるかもしれない。確かにそうとも言えるが、GTC4ルッソ Tは後輪駆動のみとなるため、乾燥重量は1,740kgと、GTC4ルッソより50kgほど軽い。エンジンのシリンダー数が2本減ったことに加え、GTC4ルッソのフロントに搭載されていた4輪駆動システムのギアボックスが取り除かれたことが大きな要因だ。このギアボックスがなくなったことで車体の重心がやや後ろに寄り、前後重量配分は46:54になったという(GTC4ルッソは47:53)。



フェラーリによると、GTC4ルッソ TのV型8気筒ターボ・エンジンは、トルクを伝達するためのモジュールや低速時に弱まるエキゾーストノートなど、日常のドライブに合わせて設計されたという。電子制御系では4WS(4輪操舵)システムと第3世代のサイドスリップコントロール(SSC3)が採用され、ステアリング操作に対するレスポンスが向上している。

V8ターボを積むGTC4ルッソ T のパフォーマンスは、0-100km/h加速3.5秒、最高速度320km/hとなっている。ちなみにV12エンジンのGTC4ルッソは、0-100km/hが3.4秒、最高速度335km/hだ。

こう聞くと、既にV型12気筒自然吸気エンジンと4輪駆動が恋しくなってしまうだろうか? だが、心配はいらない。フェラーリの広報担当者は、GTC4ルッソ T と共にGTC4ルッソも引き続き販売すると断言している。GTC4ルッソ Tは、今月末に開幕するパリ・モーターショー2016で世界デビューを果たす予定だ。日本語で楽しめる公式サイトはこちら


By Joel Patel
日本映像翻訳アカデミー