日産、最先端技術を満載したレスキュー・トラック「エンガード」を発表
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技術を駆使して人命を救うレスキュー・トラックはカッコイイ。だが、日産が発表した「ナバラ・エンガード」コンセプトのような、最先端の技術が満載の最高にクールな緊急用車両の登場は久しぶりだ。ドイツのハノーバーで開催中の「国際商用車ショー(IAA)2016」で公開されたこの有能なトラックは、そのディーゼル・エンジンで充電できるポータブル・バッテリーパックを搭載。この2kWのユニットには、「リーフ」など同社製電気自動車(EV)に使用されているものと同じ7基のバッテリー・モジュールが収められている。さらにこのバッテリーパックには7つのコンセントがあり、電動重機に動力を供給できるようデザインされている。洞窟などの危険な場所で、重くて運びづらい上に、引火の危険性があるガソリン動力の重機を使わなくても済むのだ。



しかし、エンガードは単なる充電機能を備えただけのトラックではない。NP300/ナバラのダブルキャブ仕様をベースに車高が2インチ(約5cm)引き上げられており、特別仕様のフェンダーの下には暗くても目立つ蛍光グリーンをあしらったホイール、そしてLEDルーフライトや強力なウインチも装備されている。2.3リッターのツインターボ・ディーゼル・エンジンは、最高出力187hpを発揮。ファイバーグラス製のトレイには、無線通信機や斧、ロープ、さらに酸素ボンベや救命胴衣を装備している。また最近の装備としては当然だが、捜索救難ドローンも搭載されている。DIJ製の「Phantom 4」レスキュー・ドローンは、航行可能限界高度6,000mを誇り、カメラの映像はトラックに備え付けられた20.5インチHDディスプレイに中継することができる。

日産は、安全かつ持続可能な社会の実現を目指すためのビジョンとして「日産インテリジェント・モビリティ」を提言しているが、この「ナバラ・エンガード」コンセプトでは、その取り組みを電気自動車や自動運転車とはまた少し違った角度からアピールしていると言えるだろう。




By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー