ベントレー、「ベンテイガ」にトリプルチャージャー付きディーゼル・エンジンを搭載!
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フォルクスワーゲン(VW)グループはすっかりディーゼルを諦めた訳ではないようだ。主力ブランドであるVWの評判が失墜する一方で、同グループの超高級ブランド、ベントレーが「ベンテイガ」にブランド初となるディーゼル・エンジンを搭載すると発表した。この"トリプルチャージャー"付き4.0リッターV8直噴ディーゼル・エンジンは、排気で駆動する可変ジオメトリー・シーケンシャル・ツインスクロール・ターボチャージャーと、"第3の過給器"として電動スーパーチャージャーを備え、最高出力435ps/3,750〜5,000rpm、最大トルク91.8kgm/1,000〜3,250rpmを発生する。このパワートレインに聞き覚えのある方もいるだろう。そう、これはアウディ「SQ7 TDI」と同じエンジンだ。

この優れたシステムとZF製8速オートマティック・トランスミッションの組み合わせによって、「ベンテイガ・ディーゼル」は0-100km/h加速4.8秒、最高速度270km/hという性能を発揮する。ベントレーはこのクルマを「世界最速のディーゼルSUV」と謳っている。一方、アウディ SQ7 TDIも0-100km/h加速は同じだが、最高速度は250km/hで電子制御されてしまう。たとえ同じエンジンを積んでいても、価格の高いクルマの方が安いクルマより速くなければならないのは道理だろう。

ベンテイガは他のどのベントレーよりもCO2の排出量が低く、一度の給油で1,000km以上の距離を走行できるという。2,390kgもの車両重量にもかかわらず、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)による測定で複合モード燃費は7.9L/100km(約12.7km/L)とされている。ベンテイガのディーゼルは、W12ガソリン・ツインターボに比べると馬力と速さはやや劣るが、W12搭載モデルの複合モード燃費は12.8L/100kmだから、効率はずっと良いわけだ。

エンジン以外の違いは、フロントドアに付けられた控えめな"V8ディーゼル"のバッジ、エキゾーストテールパイプのデザイン、ブラックのグリルくらいで、他はガソリン車とほとんど変わらない。

欧州では来年初頭から納車が始まり、続いてロシア、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾で発売される予定だという。日本や米国への導入は期待できないようだ。価格はまだ発表されていない。


By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳アカデミー